1月の美容矯正メッセージ

2015美人の証明(秘話)

くすみ7(セブン)・たるみ8(エイト)・しわ9(ナイン)メカニズムより

 質問者:JUNKO,Oさん(35歳)受講生

 質問文1、

頬周りのたるみを直すには何をしたらいいですか

ちなみに私は疲れるとブルドックのようになります

 

質問の回答です

 まず顔のたるみの原因を調べる必要があります。

 原因として考えられるのは

 1、      皮膚そのもの乾燥や老化

2、      表情筋の動きによってできる表情しわによるもの

3、      重力によってできるもの

4、      顔面筋膜の弛緩によるもの等が考えられます。

 しわの場合は,皮膚をたくさん動かす目元や口の周囲に出来やすいのですが、

お顔のたるみは,重力の関連で下瞼や頬、アゴの下で顕著に表れます。

 ここで,たるみの本質は何か,というとそれは皮下にある脂肪組織ということになります。

 脂肪組織は,眼瞼や鼻部や口裂周囲では薄くなりますが,下あごのオトガイや頬で厚くなります。

 ここで、さらに顔面の筋膜について少し詳しくお話しします。

 顔面の筋膜(表情筋)は、じつは、体の前面の骨盤の恥骨から始まり腹部の腹直筋を包む筋膜から始まり、胸骨部を上った後、胸鎖乳突筋を包みながら首からアゴにかけて広がる筋膜である頚筋膜浅葉という筋膜が、頬骨の頬骨弓や下顎骨にある耳下腺筋膜や咬筋筋膜の後方の側頭筋膜に付着し、そこから2層に分かれて前に向かって進み浅層の筋膜はお顔の表情筋と接続し顔面筋膜となります。

 この顔面筋膜は、表情筋だけではなく首の広頸筋や前頭部の帽状腱膜や側頭部の浅い筋膜である側頭頭頂筋膜と連続的に互いに引き合いながら接続しています。

 したがって、この筋膜の緊張が緩むと、一か所のゾーンだけではなく繋がっている全てが弛緩してしまいます。

例えば、おでこでは横しわ・口元では縦に萎むしわ・鼻筋では斜めしわ・目元では末広がりの横しわが頬のたるみや顎下のたるみと同時に発生することになります。

 一般的にいうと、お顔の脂肪は皮膚と顔面筋膜の間とその下に2層になってはめ込まれています。

 皮膚の真皮と表情筋レベルの筋膜は横だけではなく縦にも垂直に強く結びついています。

 したがって、その中に挟まれているような状態になっている脂肪は、顔面筋膜や表情筋によって吊り下げられていることになります。

 表情筋は、顔面神経の働きで皮膚を動かしますが、この時に喜怒哀楽の表情の形成に伴い皮膚は、折りたたまれては元に戻る動きを繰り返しています。

 これによるシワは、表情筋の走行に直交する方向につくられます。

 また顔面の筋膜は、アゴの横にある頬部の深部の咬筋筋膜や耳下腺筋膜との結合が緩い結び付きがゆるいためそこでは後ろから前の部分の表情筋を支えることが出来ず、結局のところ顔面筋膜と表情筋が単独で重い脂肪組織を支えることになります。

顔面の表情筋のレベルの筋膜では、鼻からほほにかけて斜めに脂肪を包む隙間(筋膜隙)があります。

 その結果、老化で歳をとると重力に抵抗できず、下瞼から斜め方向と下に向かって頬やアゴの下の脂肪が垂れてくることになります。

 ここで、ほほのたるみに限局してお話しします。

 頬のたるみは法令線(鼻唇溝)の形成と直接関係します。

 法令線(鼻唇溝)の皮下には表情筋の上唇鼻翼挙筋・上唇挙筋・小頬骨筋・大頬骨筋が付着します。

 法令線(鼻唇溝)は、表情筋の動きのほかに上顎骨の移動や下顎骨のオトガイ部の移動によるものが関係して深くなったり長くなったりします。

 ほほのたるみに最も関係しているのは、口元の口輪筋と口角筋軸(モディ―ラウス)や車軸点とよばれる部位です。

そこで接続するのは、表情筋の中でも浅層にある口角挙筋と大頬骨筋とさらにその深層にある表情筋の頬筋等です。

 口角筋軸とは、口角の少し外側にある固い結節のことを指します。

 とくに、たるみと関係する頬筋を少し詳しく調べてみると、前側からでは前歯の歯肉や歯槽粘膜の外にある上顎と下顎の口腔前庭というところに付着します。

 上アゴでは歯槽の上で下アゴでは歯槽の下になります。

 特に頬筋は上アゴでは前歯の犬歯の上あたりにある上頬小帯から後ろに、下アゴでは下顎の頬小帯といった縦にスジ状に張った部分から後ろに付着します。

 さらに頬筋は、後ろ側では下あごの奥歯の第三臼歯のすぐ後ろの三角形の粗面というところにある靭帯(翼突下顎縫線)に付着します。

その靭帯は、上ではコメカミ部の蝶形骨翼状突起内側版とううとこの後ろと、その下にある翼突鈎という突起の間に張った直線状の靭帯で、蝶形骨と下顎を接続しています。

 この靭帯が頬筋のスタートする部位(起始部)になっています。

 またこの靭帯には、嚥下動作時に咽頭を緊張させるために働く上咽頭収縮筋も接続しているため、アゴの前後・上下・左右の動きと頬の動きや嚥下の動きは機能的に関連し合っていて連動してしまいます。

この関係で、病気や体調不良が原因で食べ物やつばの飲み込みが弱くなってくると、ほほのたるみも同時に起こってくることになります。

 少し難しいい話になりますが、顔の顔面筋膜と接続している表情筋の頬筋の動きは、頬部にはあるものの内臓や横隔膜から出て舌骨と接続したり、体幹の姿勢を保持する深筋膜と筋膜的に繋がることになり、さらには足の内果から指さきまでの筋膜と関係することになります。

 この様な身体の筋膜ルートからの観点から考えると、顔面の部分では、お顔の表情筋を含め、頬の脂肪組織は同じレベルの前頭部と頭頂部にある帽状腱膜という筋膜からぶら下がることになります

 そしてこの帽状腱膜は、立った状態では後面の頸部から背部・腰部・骨盤・大腿・下腿・足部の足底・指先まで連続的に接続する筋膜と一体になります。
座位では骨盤から上に関係します。

 この体の背面での姿勢を保持する筋膜機能が安定している場合は、顔面の表情筋を背部から頭部を経由して牽引して上に持ち上げています。

 しかしながら、不良姿勢による部分的な歪みがあるとその歪みにより筋膜での牽引力がその部位で切断されてしまいます。

 その結果として、多くの場合、顔面の筋膜と表情筋と脂肪の牽引は頸部の付け根と頭部で支えることになってしまいます。

 この様な状態の姿勢を部位別に調べると、頭の前方へ移動と首の付け根の凝り・胸郭のくい込み・背骨の後弯や猫背・腰部の前彎や骨盤の前傾などを伴う下腹の膨らみな等が観察されます。

 結果的に、この状態が長期化すると、頸部から頭蓋での引き上げの力が低下して、ほほのたるみと下腹のたるみが同時に発生することになってします。

 また、あまり知られてはいませんが、ブラジャー等のきつい締め付けは、そのレベルから下の牽引力が失われてしまい、そして肩甲骨周りの筋膜で頬を吊り上げることになります。

 簡単なエクササイズとしては、口元の両方の端を両手の親指と示指で挟み通常の口の引き締めを行ないます。

 ボディーケアーとしては姿勢を正しアゴを引き頭を天井に持ち上げるようにし状態で足先を立てた状態で踵歩きを一回数分間することです。

 また、上あごは前歯の歯槽のを歯ブラシを使い上にすくいあげる様に下あごは歯槽のしたを下から前にすくいあげる様に行います。

 また下の奥歯の内側の部分を上アゴの奥歯の後ろに向かってすくいあげる様に行います。

 また、最初は難しいですがアゴを引いた状態でのつばの飲み込みを間隔をあけて数回します。

 また、棒アイスのようなものをしゃぶる動作も有効です。

 一般的に行われている頬の部分のハンドによる、すくい上げケアーは殆ど効果が無いか又は一時的なものです。

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください