10月の美容矯正メッセージ

2015美人の証明(秘話

質問者1、Junko-Oさん、東京都目黒区(2013受講生)

 風邪気味のクライアントさんから風邪のひき始めは施術をあまり受けない方がいいですか?とお問い合わせがあったのですが如何でしょうか?

質問の回答です。

 その方の状態にもよりますが、あまり寒く感じない室内温度の状態でシンメトリ―整顔とクラニアルフットケアーの施術であれば大丈夫と思います。
風邪そのものをケアで治すことは出来ませんが
シンメトリーの最後の後頭骨のケアは交感神経系の緊張を弛緩させて、さらに解熱作用があります。
またクラフットの足根骨とモビリゼーションは足部のリンパ流の促進を増進させ免疫作用を増強させます。
更に、服を着た状態で構いませんのでNMTオイルで行う肩甲骨の小円筋の筋膜を数回スライドすると良いと思います。
甲状腺を刺激して体温調節作用が起こります。

 以上です

 

質問者2、Yuko-Kさん、東京都新宿区(2014受講生)

 生理のひどい月と軽い月がありますが、体の中でどんな変化があるのでしょうか?

 

 

質問の回答です

 

原因としては多くの事が考えられます。
一般的には多くの医療機関で言われているように原因としては多くの事が考えられます。
例えばストレスや体調のアンバランスが生理時期と同時に重なったり、子宮内での器質的な問題生じている場合です。
それについては、専門医の方達により解説されておりますのでそのことについては触れずここでは省略します。

 ここでは私たちの美容矯正(勝山浩尉智)の原点である頭蓋オステオパシーの立場からの見解のみについて説明します。

 頭蓋オステオパシーでは古くから仙骨―子宮運動メカニズムという考え方があります。
これは骨盤の仙骨が動くとそれに連動して子宮も動くという考え方です。

骨盤の 仙骨には子宮を後ろからつなぎ前にぶら下げている靭帯があります。

 それを仙子宮靭帯と呼んでいます。また腰椎5番にも子宮腰椎靭帯という靭帯があり子宮と腰椎5番は靭帯で繋がっています。

このほかにも下部腰椎や仙骨孔から出る神経は子宮や大腸に繋がっています

 仙骨と子宮を繋ぐこの靭帯の間に直腸が挟まれるように位置しています。

 したがって、仙骨や子宮の位置の変化によって直腸の運動にも影響がでることになります。
それは多くの便秘や下痢の状態にも深く関係しています。

一般の西洋医学では頭蓋骨の動きや仙骨の動きのことについてはあまり評価されていないため、一般の情報としては仙骨の動きを知られていませんが、仙骨は体の静止時には微弱ながら前後に動いています。

この動きは仙腸関節の耳状面と云う関節で起こっています。

 また、運動や歩行時では関節の耳状面は左右対称的なラセン状に捻転する動きを許容しています。

 通常では仙骨のこの関節での動きがスムーズに行われないと、私たちはバランスよく歩くことが出来ません。

 すこし詳しくお話しすると、歩行開始時に右足を上げると同じ側の仙骨は前と下方に向かって移動して動きます。

その時、右側の子宮体と頚は硬直した状態で子宮体は右側に傾きながら前傾します。
その時には右の仙骨と子宮を繋いでいる仙子宮靭帯は若干ですが弛緩して緩みます。
また子宮頚はわずかに左に移動して後側に動きながら上方に上がるため左の仙子宮靭帯は僅かに緊張します。

 左足の場合はその逆になります。

 正常な状態の骨盤では仙骨の動きとバランスよく子宮も動くことになりますが、仙骨の位置が正常よりズレたところにあったり、骨盤全体の捻じれがあったりした場合には、子宮の位置もズレてしまい動きがアンバランスになってしまいます。
また、子宮はこの仙子宮靭帯だけではなく骨盤の中で横と縦からの骨盤内の筋膜の張力で中心に位置できるように支えられてます。

ここで注目に値するのは、一般によく知られている骨盤底以外にも縦軸の筋膜ラインがあり、子宮と卵巣は横隔膜を経由して、頭蓋骨の側頭骨の筋膜や顔面骨の筋膜からつるされているということです。

 つまり、子宮と卵巣は頭と顔にぶら下がっている訳です。

 骨盤底の下の方では足の内踝から上る内転筋の筋膜と繋がっています。

 したがって咀嚼でアゴを動かすことや、歩行で足を内反外反することは、仙骨を通じて子宮の動きに影響を与えることになります。

 また生理痛と関連している骨盤を支える筋肉の関係からいうと、

よく知られている生理痛と関係する筋肉に中臀筋小殿筋という筋肉があります。
この筋肉は骨盤の腸骨と股関節を繋いでいる筋肉です。

生理中はこの部分に痛みとだるさを訴える方が多いようです。

 この筋肉が片側で弱ると同じ側の腰・肩・頭が反対側より高くなります。

両側で弱ると体全体が緩んだような状態になり立ったり座ったりしたり、何かをするために動くときに手足に十分に力が入りません。

 また生理前には便秘になる方がいますがこの時には左側の骨盤や股関節や大腿部の大腿筋膜張筋という筋肉が硬くなっており、生理中に下痢の状態なる方たちのその時には多くの場合右側の同じ大腿筋膜張筋が硬くなっています。
その原因は、骨盤を支えるそれぞれの筋肉へ子宮や直腸などの内臓から送られてくる刺激が伝わり神経の反射作用でその様な硬さになります。

 同じようなことがお尻の部分でも起こります。
生理中には両側のお尻の大臀筋の筋力が弱ることが多くなるためその影響を受けて、骨盤の仙骨と頭蓋骨の後頭骨バランスを保つための筋膜による代償作用で、頭の後ろの後頭部の付け根の部分や首の上部頸椎の周りが硬くなり後頭部周辺の頭痛が起こりやすくなります。

 結果的に頭と顔面全体が横に広くなり顔が大きくなって見える印象になります。

 生理中と直接関係は無いかもしれませんが、子宮が腫張する原因として肝臓の門脈の近くにある側副静脈と云うところに血液が逆流したり、骨盤腸間膜という内臓を繋いでいる膜が緊張して異常をきたし、これによって乳房が過敏になります。

 また、腹痛などがあるときには子宮の後ろにある腰椎と股関節のある大腿骨の下では股の内側(小転子)に付いている大腰筋という筋肉が緊張しますので前かがみの姿勢になりがちです。
この時は腰をスムーズに反らすのが困難になり長時間立っていられなくなります。
また、恥骨篩靭帯という、あまり聞かない名前の靭帯がヘソと仙骨や恥骨篩に付着しており、この靭帯の機能が低下すると左右に倒れやすくなります。

 さらに骨盤の仙骨と腰椎4番に付着している裂孔靭帯という靭帯が破損すると、一時的な物忘れや不眠や無呼吸になる可能性があるといわれています。

 そして腰椎にはよく知られている多裂筋という筋肉があります。

 この筋肉の知覚繊維はホルモンの情報を脳に伝達する働きがあり、この神経線維が破損すると中部・下部の直腸静脈叢という直腸の関係する静脈組織が衰弱したり、子宮卵巣などの生殖器の筋肉の異常を起こし、月経期間の長期化や子宮壁の細胞核が小さくなる異常原因にもなるとされています。


そして内臓を包む内臓筋膜は上の方では咽頭喉頭を包んでいるために喉からの発生が困難になります。

顔面の皮膚ではうっ血がみられることがあり一番薄い下瞼部では目のくまが目立つようになります。

このように、生理時には様々な変化が起こりやすいといえますが、内臓も含め筋骨格や顎関節の歪みなどがある時期にはそのことも重なり生理痛が酷くなると考えられます。

 生理中にはあまり運動は勧められませんが、仰向けに寝ながら片足の膝をお腹に抱え込み胸に付けるようにして反対側の足を床に伸ばす動きをお勧めします。
このことで股関節から骨盤周りの筋肉の緊張や硬さを整えることができます。

 また、その時期の首や肩の凝りはコメカミの中心を10秒間押した後にそれを7秒間上に押し上げると軽くなります。

 

 

 

 

 

 

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