女性のカラダは一生を通して様々な変容をしていきます

月経、妊娠、出産、閉経、更年期

その過程で外見の変化だけでなく体内でも大きな変化をもたらしています

今回はそんな女性特有のお悩みをレポートしていきます。

『小顔と骨盤底筋』

お客様 M様　４０代 女性

出産経験２年前

お悩み：お顔のたるみ、骨盤の歪み、疲れやすい

まず、M様の身体をチェック

骨盤周りも気になるとのことだったので骨盤の位置状態を確認

前後の歪みと合わせて傾斜や回転のズレも確認しながら現状を把握していきます。

またお顔のお悩みを確認すると特に頬からフェイスラインにかけてゆるみが感じれます。

そして首の筋肉が緊張。

M様は出産経験後に疲れやすく感じているとのこと

またお話しをしていく上で

実はくしゃみをするだけで尿漏れをするようになったとお話しくださいました。

このお悩みは意外ととても多いのです。

この尿失禁は“骨盤底筋群のゆるみ”があることによって引き起こされることが多く

他にも、だるさ、不眠症、むくみ、皮膚トラブルまで、なんとなく調子が優れないなど、慢性疲労に似た症状を引き起こします。

施術は骨盤を整えた後にこの骨盤底筋群にアプローチをかけていきます

左右で筋肉の緊張状態が異なるため

緊張側はストレッチをかけ

緩んでいる側はお客様に力を加えてもらいながらトレーニングで強化。

また、仙骨の動きに合わせながらバランスをとっていきます。

そして出産を経験するとズレが生じやすくなる恥骨間の靭帯、

最後に子宮の位置を整えて骨盤底筋の調整は終了です。

この時点でお客様にお顔を確認していただくと

「お肌にハリ？出てますよね！なんだか輪郭がスッキリして綺麗！」

と感じていただけました。

なぜこの骨盤底筋にアプローチしたことでお顔に変化が生まれるのか

それは、“骨盤底と首”に繋がりがあるからです

膀胱や直腸、子宮などの内臓を包む膜（腹膜）があり、その膜は骨盤底から首の筋筋膜まで包んでいます。そしてその首の筋筋膜は顔へとつながっていきます。

この膜は弛緩と収縮にてカラダの内側でバランスを常に保ってくれています

この体の仕組みがあるため、必要以上に骨盤底がゆるむと首は過緊張となってバランスを取ろうとします。

その結果、首が緊張してしまい顔を引っ張り、たるみや歪みにつながってしまうという訳です。

またオステオパシー理論では骨盤の中心にある仙骨は後頭骨と連動して動くとされています。

また腸骨も頭蓋骨と大きく関係しているため骨盤の広がりはお顔の広がりにもつながってしまいます。

骨盤、骨盤底筋が整うことは頭蓋骨も整うということです。

そして頭蓋骨が整うことは脳脊髄液の循環の促進にもつながり

それがお肌のハリや艶になってあらわれます。

施術後はM様も

・ウエスト周りがすっきりしている

・体の重心が上がってる

・お尻が上がっている

と体感くださいました

お帰りの際、後ろ姿まで別人の様に感じたのは私だけではないですね。

産後や閉経前後から続く骨盤底の筋力の低下と変形は骨盤矯正だけでは難しく、

骨盤底筋に直接アプローチすることで体の調子が整い、更にお顔が整いハリを与えてくれたり様々な効果を実感いただけるなと感じております。

カラダやお顔の不調を年齢の所為だけにせず、

自身と向き合い身体を整えることで改善する事は沢山あります。

内面を通してイキイキとしたエネルギーに満たされた女性が一人でも多く増えることを施術者として願っております。

以上です。

５月から８回にわたってレポートさせていただきました。

少しでも施術や生活のプラスになっていただけていれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

森川まき

 

新年より

同じ本校アシスタント講師で東京渋谷・奈良美容矯正スクール学院長の

野村まゆさんに「小顔・美容集客力の秘話実レポート」という

新しいタイトルでバトンタッチしていきます。

 

勝山浩尉智美容矯正カレッジ本校

勝山浩尉智