12月の美容矯正メッセージ

2015美人の証明(秘話)

質問者1、       KUMIKO-Hさん、東京都府中市(2005美容矯正セラピスト)

 

勝山先生に質問です。

 

成長ホルモンをより多く出すにはどうしたら良いですか?

 

質問の回答です。

 

一般的にメディカルや食事やトレーニング法でよく知られている成長ホルモンのケアーについての解説については多くのメディアで紹介されていますので省略します。

 ここでは成長ホルモンが関係する筋骨格系と美容面について説明します。

 まず成長ホルモンは脳の底部にある脳下垂体という部分から分泌されるもので、そこから血流に乗って全身に循環します。

筋トレ時や、睡眠中に多量に分泌され、筋肉の成長や体脂肪の分解、さらにはアンチエイジング(若返り)に関わっています。

そして、肝臓や筋肉、脂肪などのさまざまな臓器で行われている代謝を促進します。

その肝臓では、成長ホルモンを仲介するIGF-I(ソマトメジン-Cとも呼ばれます)という物質が作られています。

このIGF-Iという物質は、成長ホルモンのを調べるときの大切な判断の指標となります。

ここで気が付いたと思いますが、成長ホルモンには肝臓の機能が深く関係していることがわかります。

筋骨格系の観点からいうと脳下垂体の機能低下の時には、おもに右側の胸鎖乳突筋の停止部、つまりは頭蓋骨の側頭骨乳様突起の先端部耳たぶから真っ直ぐ後ろに指を1センチほど動かすと棘のように細くなっている部分)に必ずと言っていいほど圧痛や硬結があります。

これは前葉と後葉のホルモン低下の両方の反射を意味します。

また左側の胸鎖乳突筋にも表れますが先ほどの乳様突起の棘状の骨の所から1センチ下の胸鎖乳突筋上に圧痛があります。

この部位の左側の痛みは脳内で生成される脳脊髄液の過剰分泌を意味しており、高齢者にみられる水頭症の状態に関係します。

さらにのど仏のレベルを後ろに指を動かした所にある胸鎖乳突筋の中央部に硬結と痛みがあります。

この部位の反射は十二指腸にある小さなブルンネル腺という腺が過剰に分泌されることになります。

これは酸っぱいゲップや胸やけの原因になります。

この両方の胸鎖乳突筋の反射は全て肝臓の機能低下と脳下垂体の機能が関係して起こります。

成長ホルモンの低下だけに的を絞って体に表れるサインを集約すると、肝臓反射による右肩関節の障害・上腕二頭筋の過敏・右胸郭下部の腹部の過敏・右拇指の蹼の過敏・酸っぱいゲップ・胸やけ・第8脳神経支配の前庭器の機能異常による頻繁に起こる眩暈・不規則な運動を行うと起こる下痢・いつも気になる右頸部の付け根の痛み・右肩甲骨の内側の凝りや硬縮・排尿痛・尿失禁・子宮傾斜・膀胱障害・右臀部の痛み等です。

また,あまり知られていませんが左腕を曲げるときに働く左側の腕橈骨筋という筋肉の筋力低下が深く関係します。

また肝臓組織に必要な栄養素が欠乏すると脳中枢は右の下顎の歯槽センサーに警戒信号を送ります。

その場所は右下顎第2臼歯の内側歯根の下部に痛みとなってあらわれます。

この時に必要な食物はフッ化カルシュウム細胞塩を含む食べ物です。

顔面では左の頬骨周囲の筋膜が痙攣しており法令線のラインの中央あたりの真上で頬骨上に痛みが有ります。

これらの観点からのエクササイズを紹介します。

右の耳たぶの後ろにある尖っている乳様突起先端を指で10回素早く擦ります。

その次に、その場所を両手の指で挟み引き離す様に40秒間リフトします。

次に反対側(左側)の耳たぶの下の胸鎖乳突筋を指で10回素早く10回擦りその後15秒間指で挟みリフトします。

次にのど仏のラインをスライドしたところで左側の胸鎖乳突筋の中央部分を指で素早く擦りその後25秒間リフトします。

次に、左手で右の肩と肩甲骨を摑みながら、息を吐ききった時に肩甲骨を外に素早く5回押します。

最後に右手で左手首を摑み、左ビジを曲げながら前腕を内側(内旋)と外側(外旋)に10回

回します。

この操作は左側の腕のみです。

右側は行ってはいけません

左右両方行うと反射が消えてしまいます。

多くの運動は左右行うことが多いのですが、厳密にいうと両側を対称的に行うことはせっかくの有効な刺激効果を打ち消してしまう可能性があり短期間での効果が望めません。

成長ホルモンは加齢とともに低下してきます。

 思春期前の値を100%とすると成長ホルモンの分泌量は、思春期後期で多くなり、200%と2倍くらいになります。 その後はどんどん少なくなり、30、40歳台では50%、60歳では30%くらいになります。

肌の新陳代謝を活発にするのが成長ホルモンで肌のはり・つや、潤いにも影響があります。

成長ホルモンは年を取るにしたがい分泌量が減っていくため年を取ると徐々に肌の潤いが無くなり、こわばっていきます

成長ホルモンが出ないと肌はカサカサ、目の下にクマができやすくなり、顔色が悪くなり肌老化(おば肌)が目立ってきます。

 

 

質問者2、YUKIKO-Oさん東京都中央区(美容矯正セラピスト)

 

勝山先生に質問があります。

 

胸を小さくしたいのですがどうしたらよいですか

 

質問の回答です。

 

難しい質問ですが、一般的に胸が異常に肥大していると考えられるのは肥満体や脱力姿勢により前胸部と背部を結合する腋窩部の筋膜結合が緩んでいることが考えられます。

 この部位を腋窩筋膜ボックスといいます。

 もちろん脂肪やリンパ液の滞留による胸部の浮腫も考えられます。

 胸部と関連して多くの人がかかえている問題には、頭蓋の頸部に対しての前方移動がありそして下腹部の膨らみがあります

 バストのある前胸部の上部は鎖骨の中に肋骨がくい込み、下部肋骨は前下方に移動し横に広がりがちになるため、バストも下に下がりながら横(八の字状に末広がり)に広がります。

 バストと関係している大胸筋の緊張(鎖骨胸筋筋膜部)は立位と歩行時にはお尻の大臀筋の緊張や膝の裏の膝窩筋の緊張と機能的に影響し合っています。

 また、大胸筋(鎖骨胸筋筋膜部)は鎖骨部では肩の三角筋や首の僧帽筋そして背中から骨盤へ行く広背筋と筋膜的に接続します。

 大胸筋(鎖骨胸筋筋膜部)は腹部でも腹直筋と結合しており、胸部の乳首のレベルの第5肋骨から恥骨結合を通じて骨盤の機能とも関わります。

 大胸筋が付着している腕の上腕の内側をよく調べてみると

丁度同じ場所のすぐ後ろに骨盤へゆく広背筋が付着しています。

またその同じ位置の後ろに肩甲骨へ行く大円筋が付着しています。

 この3個の筋肉が上腕骨の内側で全く同じ位置で接続しているため、この間に挟まれている腋窩の深部の筋膜(腋窩筋膜ボックス)は肩甲骨を介して常に胸部と背部に対して緊張してバランスをとっています。

 したがってバストのある大胸筋は腋窩と肩甲骨を通じて背中や骨盤へ筋膜の袋を通じて繋がっています。

 不良姿勢の関係で背中の筋膜が緩み筋肉が緩むと、連動して胸部の上部が緊張して下部が緩みますが、それと共に腋窩の筋膜ボックスの構造やつながりも変形することになります。

 またあまり知られていませんが、胸部には肩甲骨の内側に接続する横軸の筋膜ストラップがあります。

 ブラジャーの固定部分(第6肋骨レベル)がその部位です。

 長い年月のこの部位の締め付けによる刺激によって筋膜は肥厚して厚くなってきます。

 この部位で緊張してくい込んだ筋膜が棚になって、その上にあるバストの大胸筋の筋膜が垂れるようになります。

これが災いして、結果的に大胸筋の収縮機能が低下して下垂することになります。

 鎖骨レベルでは、上部肋骨が鎖骨の中に食い込むために、バスト部の筋膜は上と下から圧迫されてしまい呼吸がしずらくなったりその部分のリンパや血液の循環が悪くなります。

 したがってバストの部分はこのような意味での胸部の浮腫みや肥大に繋がることは考えられます。

 いずれにしてもヒントは腋窩の筋膜です。

 エクササイズとしては片方の手を握りそのこぶしを腋窩の中に置きます。

 こぶしをしっかりと固定したら腋窩から下に向かって抉るようにスライドします。

 その時に同時に上腕を万歳をするように挙げて後ろに向かって広げます。

 次にこぶしを広げ手の平を腋窩に挟みながら腕を内側に回しながら脇の下を閉じます。

 これをそれぞれ10回行うと腋窩の筋膜の解放に繋がります。

 またこれと関連して胸郭自体がずれて捻じれている場合が多くみられます。

 その場合は必ず左右のどちらかが横に張り出て反対側が凹んでいます。

胸郭の横に張り出ている側は息を吸いながらその場所を両方のこぶしを交叉させて横にスライドして更にこの繰り返しを下に向かって降りるように移動します。

 胸郭の凹んでいる側は息を吸いながらこぶしを握り肋骨上を下にむかって骨盤までスライドします。

 じつはあまり知られてはいませんが、この腋窩筋膜ボックスの筋膜の過緊張が首の本当の二重あごの原因です。

 

 

 

 

者3、SIZUKA-Tさん、千葉県八千代市(美容矯正セラピスト)

 

勝山先生に質問です。

 

副鼻腔炎気味で常に鼻づまりがあり、鼻声なのですがその症状を緩和するようなエクササイズや気を付けること等はありますか?

質問の回答です。

 

副鼻腔や鼻炎と関係するのは頸部の屈伸筋群です。

 特に前斜角筋が重要です。

 両方の前斜角筋が弱いと前頭骨が回旋しておでこの形が変わります

 また片方が弱いと側頭骨が頭頂骨の方へ圧縮されて縫合がつまり耳の障害や頭痛の原因になります。

 前斜角筋のケアーとしては頭と首を中心から20度回旋させた状態で鎖骨の下の内側を片方の手で押さえます。

 反対側の手で首の中心部を後ろから摑みます。

 次にその姿勢を保持して首を後ろに15秒間伸展してそらします

 これを出来るだけ毎日数回左右繰り返すと良いと思います。

 但し、首の回旋はあくまでも中心から20度を守って下さい。

 

 

質問2、

アレルギーと体の関係を教えてください。 

食べ物とかではなく、骨格や筋肉等と関係があれば)

 

質問の回答です

沢山ありますので今回は概要のみを説明します。

 下肢では縫工筋・薄筋・ヒラメ筋・腓腹筋です。

  胸部では大胸筋鎖骨部(両側が弱い場合)です。

以上の筋肉は神経支配との関連で副腎の機能に影響します。

縫工筋と薄筋は骨盤と直接構造的に関連します。

ヒラメ筋と腓腹筋はアキレス腱を経由して足首と下腿、大腿骨と膝関節の機能に関係します。

頸部では前・中・後斜角筋、頭板状筋・頚板状筋・胸鎖乳突筋などです。

これらの筋肉は頸部の保持と回旋・傾斜・前後の動きに関係します。

 特徴的なのは体の首と下肢の両端の筋肉が内臓の副腎や呼吸器と関係することです。

 下肢の縫工筋と薄筋は筋膜ルート的にいうと内臓筋膜(副腎を包む)を経由して前・中・後斜角筋と接続しています。

 ヒラメ筋と腓腹筋は背部の脊柱起立筋を経由して頭蓋の前頭骨から眉間に停止する筋膜と接続します。(多くの鼻部のアレルギーは前頭部と眉間部の痛みや不快感・苦痛と関係する。

 この様に分けて考えると、ふくらはぎは鼻と、大腿ふともも前部は首と関連しており、例えば、歩行動作の動きを通して両方とも副腎の機能に関与していることが考えられます。

 このルートの最終的に行き着き終わるところは顔の顔面骨です。

 

 

おわり

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