4月の美容矯正メッセージ

2015美人の証明(秘話)

質問者1            YKIMURAさん(東京都港区2014受講生・柔道整復師)

 

勝山先生

大変ご無沙汰しております

お体変わりなくお元気でしょうか?

 

質問がございます。

フェイスラインに脂肪が付きやすい丸顔の女性のフェイスラインをスッキリさせることに取り組んでいます。

咀嚼筋群の筋膜リリースをメインにやっておりスッキリしてはきていますが、柔らかいもっちりはだでもうひと押し必要な状況です。

身体は痩せている為、体重を減らしていくと体がガリガリになってしまいます。

私の見解では、咬筋の筋力が低く、その上の脂肪組織が冷えているためと考えています。

そこで、咬筋のトレーニングを行い、咬筋を締めるそれにより乳酸を溜めて筋肉を硬くしてフェイスラインを作りその後にリリースでコリを取っていくのはどうだろうと考えています。

お忙しいとは思いますが、勝山先生の見解、先生だったらこうやって行うなど教えて頂けたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

質問の回答です

 なかなか難しいタイプの方のようですね。

基本的には咬筋にアプローチすることは間違いではないと思います。

ただし、この方のような丸顔のタイプの場合では、前頭筋から下垂している表情筋全体の顔面筋膜のたるみがメインにあると思います。

少し詳しくなりますが、顔の浅層の脂肪が入っている皮膚と表情筋や広頸筋の間は強く結合していますが、咬筋筋膜や耳下腺筋膜及び深側頭筋膜など咀嚼に関係している部分と顔面の表情筋レベルの筋膜の結合は緩いため,そこでは表情筋を支えれず、顔面の表情筋は結果的に前頭筋や頭皮レベルの帽状筋膜から吊るされぶら下がることになります。

この表情筋と咀嚼筋の比較的緩い引き合う力の筋膜構造の性質があるため、咬筋サイドのトレーニングだけでは一時的な効果しか期待できないと思います。

 表情筋を咬筋や側頭骨サイドへ引き付けるような方法があれば問題はありませんが、なかなか手技だけではそれは難しいようです。

 手技としてはまずはアプローチとしては2つ考えられます。

 おそらくその方は、頸椎の環椎に対して頭蓋骨の後頭顆が正常よりも前下方に移動して乗っかっているはずです。 

その場合、前頭筋や頭皮の帽状腱膜と連続的に繋がる頚部―背部―腰部―骨盤部―大腿部―下腿部から足底までの筋膜ルートの張力が頸部で中断されており表情筋をリフトたり前頭骨の眉間までの筋膜を頭頂部の方や後ろに引き付ける力が、弱くなり、たりなくなってしまいます 。

この様な姿勢の場合いには、必ずと言っていいほど首の深いところにある前斜角筋に過緊張があります。

さらに筋膜の構造の連続性による筋膜網の張力のために、首の前面の舌骨上筋・下筋群に緊張が生じるためにアゴや口を開く方に筋肉は作用します。

それは、また、口を閉じる等の反対の働きをする咬筋や側頭筋の筋膜伸張や筋力を弛緩するように働きかけてしまいます。 

舌骨や舌を含む口腔底の筋筋膜組織が正常よりも前下方に移動するため、咬筋や耳下腺や側頭筋等の顔面側面の深筋膜はそのため後方より前下方に引かれるようになります。

その影響を受けた頬部の頬筋中の脂肪である頬脂肪体の筋膜隙は下方に広がり垂れ下がるように引かれることになります。

当然ですが、頬部最大の頬脂肪体の脂肪組織は、上顎骨にできる法令線(鼻唇溝)の上で垂れ下がり弛むことになります。

先ずは、咬筋トレーニングと同時に頭頸部の筋張を取り除く操作を追加するとよいと考えます。

脂肪の燃焼と同時に筋筋膜繊維芽細胞の活性化により筋膜繊維が増加して顔面筋膜網の張力が増すと良いのは当たり前のことですが、皮膚を含む膠原繊維や弾性繊維の増加や強化は咀嚼筋のトレーニング刺激だけではそれを期待するのは難しいと思います。

 

2、頬部のゆるみは下顎骨の位置に深く関係します。

 下顎骨は蝶形骨と翼突下顎縫線と云う靭帯によって繋がれています。

 この靭帯の前側には、表情筋の頬筋が付着しており口輪筋の口角まで伸びています、その後ろ側には飲食や嚥下動作と関係のある上咽頭収縮筋が付着している為、やはりそれと接続して付着している咽頭縫線や咽頭縫線がぶら下がっている後頭骨部の頚部に対する位置のズレが顎が緩む原因となります。

 たるみには、一般的には広頸筋のストレッチが広く行われていますが、広頸筋は表情筋と同じレベルの表層にあるため表情筋の口角や頬部の矯正に有効です。この広頸筋の過緊張は口角を下げてしまい口角拳上筋の働きを抑制してしまいます。

 但し、この方のような場合には筋膜の連続性から考えるとそれとは別にさらに深部の気管前葉に包まれる舌骨下筋と密接に関連している、肩甲骨の烏口突起と第三・四・五肋骨に付着している小胸筋の緊張を取り除くことが必要になります。

 なぜかというと、この小胸筋の筋肉と筋膜の緊張が肩甲骨と肩の位置をずらしてしまい、鎖骨と側頭骨や後頭骨のバランスを崩し、さらにはその上の筋膜層の頚筋膜浅葉に包まれる胸鎖乳突筋及び上部僧帽筋を緊張させます。

 これらの緊張は、その手前や奥にある下顎骨の動きを制限したり、最終的には顔面頬部の筋膜を下方に引き下げてしまい、場合によっては頬脂肪体が前方に移動してきて頬が弛みやすくなる原因になると思います。

遠隔的操作になりますが、肩甲骨に付着する小胸筋のリリースとともに頚筋膜浅葉内の胸鎖乳突筋と頬筋を同時にリリースをすることをおすすめします。

 以上です

 

質問者2              MISAKさん(名古屋市2013受講生)

 勝山先生

質問です

 痩せたり歳を取ると首や顎に縦にスジが張って見えるのはどうしてでしょうか。

 質問の回答です。

 首や顎に縦にスジ状に出来るのは、頸部の前面にある胸鎖乳突筋や舌骨上筋・下筋を包んでいる筋肉が細くなりそれらを包んでいる筋膜の鞘の形が頸部が緩んだり皮膚に弛みが生じたときに現れます。

 老化や疲労により頸部前面の筋肉の筋力が低下して細くなったことにより、その部位を支えていて縦に走っている筋膜構造が浮いて見える現象です。

その時には同時に、首の横シワが数本首輪のようになりに食い込むように出来てしまい、縦スジと一緒に横シワの上に首の皮膚が垂れさがります。

また、おでこのシワが横に数本斜線上に出来て、目元から法令線の部分では頬の脂肪が棚からぶら下がるように垂れてきます。

また、目じりは横シワが数本末広がりに放射状にでき、口元は口輪筋の横方向の張力が低下して緩むために、縦のスジ状のシワが口元に花びらの輪を作るように集まり、黒ずんだ色素のシワがはっきりと口元にあらわれます。

さらに、顎の先端のオトガイの部分も同時にたるむため顎先の下の部分がその下に袋状に太く垂れ下がります。

これらは、全て顔面全体を包む筋膜網の引き合う力が総合的に低下したことによるもので、この現象は連続的にほとんど同時進行で起こります。

あまり知られてはいませんが、この原因は、遠く離れた体の場所にある大腿部の内転筋を包む筋膜の緩みからスタートしたものであり、最終的にその連続性のためにその影響を顔の筋膜網に働きかけた結果に過ぎません。

以上です。

 

質問者3              YORIKO-Kさん(2013~2015東京都受講生鍼灸師・看護師)

 

携帯メールで失礼します。昨日はありがとうございました。

 質問ですが、肝斑にくすみセブンの施術は有効ですか?

よろしくお願いいたします。

 

質問の回答です。

 肝斑は、基本的には婦人科の臓器の機能低下によっておこると言われています。

したがって、内臓の位置や機能等腺分泌のバランスの改善が必要です。

 特に、いぜんに習得した軟部組織のT7脾臓―L3卵巣・T9副腎―L5子宮のセットのダブルコンビネーションテクニックがお勧めです。

 但し、皮膚の表皮に現れる対称的に出来る色素は間違いなくクスミセブンにより顔面静脈や翼突筋静脈叢に排泄されます。

 特に、深顔面静脈と翼突筋静脈叢に至るルートのポンピングと眼窩静脈に関係する下眼瞼の十字リフトが効果を齎します。

 以上です。

 

 

 

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