11月の美容矯正メッセージ

2018美容矯正の構造力学的視点

質問者:AYAKO-Nさん、東京都渋谷区(美容矯正セラピスト)

勝山先生に質問です。

私は首が太く深いシワがあります。

首の太くなる原因や若い人でもシワができる原因を教えてください。

また、いままで首の部分に対する色々なエクササイズを試してきましたが、首の部分以外に自分でできる効果のあるエクササイズはありませんか?

 

質問の回答です。

首のシワや太さに対するセルフケアーは今までにも沢山ありますが、基本的にどれも効果があったとしても全て一時的な効果しか望めません。

その理由は首の部分は構造的に頭から下への重力がかかることと足からの反対の力が集まる場所であることが原因しています。

同時に首の後ろ側は筋肉組織で厚くなっていますが前面は筋膜の支持組織が薄く緩やかであるため筋肉や筋膜の弾力性がなくなると萎縮してたわみやすくなるからです。

また、首の前面の部分は甲状腺や気管や食道など頸部内臓がある場所です。

その部分は喜怒哀楽による精神的なストレスが体のどの部分よりも最も影響を受ける場所であり、常に硬く緊張をしている場所であることはよく知られていることです。

その緊張によってその部分の筋膜や皮膚が固定されてしまうと声を出したり、首動を動かす動作や、つばや食べ物を飲み込む時の嚥下動作を行うたびに

喉の緊張部分が一塊となり動くことになります。

そのため長期化するとその部分に皮膚の食い込みが生じてきます。

この食い込みは正面からは水平に出来ていますが側面から見るとほとんどの人は首の後ろの付け根に向かって斜め上方に食い込んで出来ています。

これが、一般的に言われている皮膚の老化とは関係の無いシワのできるメカニズムです。

もちろん、皮膚の老化によるしわは当然発生しますが、

それ以外の若い世代の人は体全体の構造的な部分の歪みの集積場所が首であることが関係しています。

そしてその部分の緊張の結果できるのがシワです。

ここから少し詳しくそのメカニズム理論をお話しします。

まず、知っておかなければならないのは、体の構造を形成している本当の材料は筋膜網であるということです。

私たちの身体は一枚の筋膜網の弾力性のある袋の中に全ての骨から内臓までの構造が組み込まれてできています。

したがって、じっと静かにしているときにも内臓の動きや血液の動きで常に体全身は筋膜網を通じて頭から足のつま先まで振動しています。

そして、身体を動かすとその度に筋膜網はその動きとバランスを保つために構造を変化させます。

その途中で部分的に働いているのが筋骨格系の骨の関節や筋肉です。

このことは首の太さやシワのできるメカニズムについても同じことが言えます。

骨の関節や筋肉の動きはこの筋膜網の中を通じて行われるため、皮膚や筋膜の弾力性は関節や筋肉の動きの組み合わせの影響を受けることになります。

基本的な首の構造や形は、頭部と肩と上部肋骨の3点の構造の機能がその位置や形を決めています。

この3点は静止している時も動いている時も常に一緒に機能しています。

例えば、上部肋骨が後ろに陥没していると必ず肩は挙上します。

同時に頭は前方に移動します。

また、上部肋骨が前に出ると肩は下がり頭は後ろに戻ります。

このメカニズムは頭や肩が先でも同じことが起こります。

首の太い人やシワが深く何本もできている人はこの3点のメカニズムの過緊張が関係しています。

頭が過度に前方に移動すると肩は上がり鎖骨の下の上部肋骨は奥に移動します。

するとこの部分は圧迫されて狭くなり胸の下の方では過度に広がります。

また、首も過度に前彎してしまいます。

これにより喉回りの喉頭部の筋膜シリンダーは前と下に下降して首と鎖骨の部分の間の横幅は広がります。

さらにこの姿勢は過度に胸鎖乳突筋や上部僧帽筋を緊張させます。

特に頭と首を斜めに走る胸鎖乳突筋の過緊張は下顎骨や頸部内臓の筋膜を締め付けることになりそれに伴い皮膚の緊張が起こり舌骨とその周辺に塊を形成しその部分に凹凸ができてしまいます。

この凹凸は上部頸椎の方に伸びて行き、斜めの筋膜の食い込んだ筋膜のラインを形成します。

これが、若い人達によくみられるシワの始まりです。

そして、鎖骨の下にある鎖骨下筋という筋肉の部分が過緊張になることで

呼吸制限が生じるため常に息苦しさや疲労感や漂ってきます。

首の筋膜はこの鎖骨周りや脇の下の腋窩の筋膜と繋がっいているためこの部分の過緊張は膨らんだ二重アゴや盛り上がったアゴ先の太さの原因になります。

以上のように首の太さやシワの原因は首から離れたところの組織が原因でできることがあります。

脊柱後彎症の老人をみれば分かるように、背中の菱形筋が弱くなって肩幅が狭く丸まっている猫背姿勢で連鎖して起こっているのは、顔のしわとたるみと首のシワです。

要約するとアゴ先の太いのは鎖骨の下の緊張で、舌骨の下の膨らみは脇の下の腋窩の過緊張が原因ということになります。

この部分の膨らみを解消するための簡単なエクササイズを紹介します。

鎖骨の下から肩に向かって指でその部分を何回かに分けて広げながら腕を外に回します。

何回かこれを繰り返して行うとアゴ先の部分が細くなります。

さらに脇の下に反対側の手を入れて指でわきの下の中を指で広げながら腕を外に回します。

これを何回か行うと喉の周りの二重アゴの部分が細くなります。

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です