2025顔と身体の美容矯正エビデンス(evidence)
M’sWorks後藤Mihoの最新小顔解体新書第7話
神奈川県横浜市青葉区
院長 後藤ミホHA(オートクチュールアナリスト)本校授業アシスタント講師
正規認定分校:横浜美容矯正スクール学院長
全てのスクール授業実技指導方法が実践的できめ細かく・解説もわかりやすく論理的。
清廉で誠実な人柄から湧き出る独自の解説が正に本流の美容矯正講義で受講生に絶賛好評。
「シンメトリー整顔の全身との関連性について、」
5月より、メッセージを担当しております、後藤です。
11月の今回は、シンメトリー整顔について、よりわかりやすくお伝えできたらと思いま
す。
「顔のたるみやほうれい線が気になる」
「最近、左右のバランスが違う気がする」
そんなお悩みの根本には、
お顔につながる筋膜の張力バランスの乱れが関係しています。
勝山式美容矯正の基本三科目のひとつであるシンメトリー整顔は、
骨や筋肉だけでなく、全身を包み込む筋膜の連続性と、
骨格や関節を支える張力バランスにも着目した手技です。
筋膜というと、全身をつなぐいわばボディスーツのような存在と説明されることが多いの
ですが、
それは、顔・頭・首・肩・腕・胸郭・骨盤・下肢に至る全身を覆う方向性の繋がりのある
筋膜のことを示しています。
一般的な解剖学等で説明される筋膜は、体の内面から外へと向かう筋肉や脂肪層の厚
みの中に重なり合い、滑りながら体全体がスムーズに機能するような構造になっています
。
身体全身の筋膜は頭蓋の頭頂部では結合組織の帽状腱膜に接続されます。
この筋膜はその上にある皮膚とは強く結合組織としてつながっています。
またその下の頭蓋骨の骨膜とは緩やかにつながっています。
そのため筋肉の収縮や弛緩の影響により、
帽状腱膜は頭蓋骨の骨膜との間では緩やかに滑り
強く結合している帽状腱膜の上の部分では皮膚組織が一緒に動くことになります。
また、この帽状腱膜は頭蓋の後方では背面の僧帽筋と接続し
前方では顔面の表情筋と接続します。
僧帽筋は全身の骨格構造とすべて筋膜的に接続しています。
その関係で全身のどのようなわずかな動きでもその動きは顔の皮膚の動きに影響を及ぼすことになるのです。
高齢者以外の多くの若年性のしわやたるみの原因とこのことが原因と考えられます。
例えば、多くの人が抱えている姿勢の崩れや、動作やかみしめの癖、ストレスなどによって
体の一部に“ねじれ”や“引きつれ”が生じると、
それが顔の歪みやたるみ、左右差として現れてしまうのです。
シンメトリー整顔では、頭蓋骨の縫合部の筋膜を、呼吸に合わせて動かし、やさしく調整しながら、その張力バランスを丁寧に整えていきます。
すると、フェイスラインがすっきりと引き上げ、目元や口角の歪みが整い、表情も軽やか
になってゆきます。
頭部からのアプローチもまた、筋膜のつながりにより、
体の歪みを緩やかに矯正し、姿勢が自然に整う方へ向かいます。
このアプローチは、従来の「皮膚を引き上げる」「表情筋を鍛える」といった美容理論と
は根底から異なります。
表面的な刺激や一時的なリフトアップではなく、
身体構造そのものの調和を取り戻すことで、内側から“整う美しさ”も育むのです。
施術後には、顔の変化だけでなく、呼吸が深くなったり、
肩の力が抜けて心まで軽くなるような感覚を感じる方も多くいらっしゃいます。
それは、顔を整えることが全身の神経・循環・感情のバランスにまで作用している証です
。
この技術を学ぶ魅力は、単に手技を身につけるだけでなく、
人の身体が持つ“つながりの智慧”を理解し、感じ取れるようになることでもあります。
また、機械ではなく人の手による施術であるからこそ、伝わる生体エネルギーの効果も意
図して組み込まれてもいます。
つまり、シンメトリー整顔をはじめとする勝山式美容矯正の技術は、
単に顔だけを美しく整えるだけではなく、生命の調和を取り戻し、
その人の個性を輝かせるものと言えるのではないでしょうか。
これまでの私のメッセージを読まれた方は、もしかして難しいことをするのでは、と危惧
されていた方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、勝山式美容矯正スクールでは、まったく初心者の方でも学べるよう、
理論と実技の両面をその人のペースに合わせたカリキュラムで進められますので安心せて
ください。
外側を変えるだけではなく、内側の調和による美しさを生み出す——
このメッセージを読んでいるあなたも、人が持つ本来の美しさを引き出すセラピストへの
興味が湧いてきてはいませんか。
そんな、シンメトリー整顔の奥深さをあなたに少しでも知っていただけたら嬉しいです。
後藤ミホ
