1月の美容矯正メッセージ

2014美容矯正の散歩道Q&A

はじめに

 

2014年の年間美容矯正メッセージは全国の当スクール受講生や一般の方からの質問の中から美容矯正に関する様々な質問にお答えするコーナーを設定しました。

 

毎月このホームページにメールをいただいた方の中から質問を選定させていただき回答をさせていただきます。

尚、質問の内容は質問者の原文をそのまま載せさせていただきます。

 

神奈川県川崎市在住OL26歳(2013年スクール受講生)
Ayano,,Kさんの質問

 

勝山先生へ

質問1、

私は今まで色々なサロンや整体などで施術してもらいましたが、どこへ行っても「肩~背中がとても張っているのでまずはここから解消しましょう」と言われます。そして施術時間のほほんどを肩から背中をほぐしてもらうのですが、次に行くころには元に戻ってしまうので、再度ほとんどの時間を背面の施術に費やす事となり自分が本当に気になっている悩みの解消にまでなかなかたどり着けません。また、その原因もセラピストの方により様々で、運動不足、ストレス、食事内容(嗜好品)や、他人から言葉で攻撃されることへの防御として筋肉が緊張してしまっているなどと言われる事もありました。私自身も背中が痛む事があるので早く解消したいと思っていますが、いろいろなアドバイスを受ける中で、一体何が一番の原因なのか分からなくなっています。原因を探り、それを解消する事に長けているセラピストの方はどのように見分ければよいのでしょうか。

 

 

質問1の回答です

目的の施術に長けているセラピストの方をどのように見分ければよいかという質問ですね。

まずは、あなたが何の効果を目的にサロンや整体に通ったかで適しているセラピストが違ってきます。

あなたが本当に気になっている悩みを詳細に話すことができ、そしてそれを十分にカウンセリング中に聞き入れ受け入れてくれるセラピストが必要です。

その上で、それに必要な施術の手順を聞き入れることも必要ですが、大切なことはそのセラピストの方が体全体の構造やトータル的な関連性について熟知していてあなたが納得できる表現でわかりやすく説明できるかどうかで決まります。


次に、どこへ行っても「肩~背中がとても張っているのでまずはここから解消しましょう」と言われるということですが、
あなたの目的が肩や背中の張りの解消であればその行程から入るのも一つの選択肢です。

しかし、姿勢の改善や運動機能の強化、さらにはお顔の歪みの改善やボディープロポーションの改善が主たる目的であればその背面だけの施術は殆ど一時的にしか効果を発揮することは出来ず、長期的な持続を期待することはできません。

怪我や外傷などの基質的な障害を除いてほとんどの場合、肩から背中の張はその部位から遠く離れている手や足の問題が中心部の部位での肩や背中の張りの原因になっています。

したがって背中や肩の張りは原因ではなく結果の一部です。

また一般的には背骨を体の中心と考えがちですがそれは間違いです。

正確な体の中心は内臓のある位置を通っているのであり脊柱は通っていません。


さらに臓器の結合組織は運動の一部の機能を持っており、臓器そのものは体を一まとめにして運動を組織化する際にバネのように作用します。

そしてその位置のバランスを保つために背中の骨や筋肉、前面の骨や筋肉が働いています。


例えば、生理痛や腹痛や心臓発作や喘息等のときには普段の筋肉の局所的な収縮や椎骨の捻じれ以上に体を垂直の位置から大きくそらしてしまいます。

その際、内臓は機能的にコアの構造を含んでおり体の垂直の位置を決定する主たる要因になります。


また、骨や筋肉は其々のパーツでの機能や働きがもちろんありますが、それは健全な筋膜に包まれていて初めて正常に働きます。

体のたとえどのような小さな動きでも全て足から頭の先までこの筋膜のルートを伝わって移動します。


もちろん筋膜は内臓や脳の中まで蜘蛛の巣のような筋膜網により張り巡らされており、そこにも動きの力が伝達されていて最終的にその刺激の代償作用で背中が張ってきます。


したがって、部分的なケアーのみを繰り返しているだけでは目的に到達することは無理であるということになります。


次に「その原因もセラピストの方により様々で、運動不足、ストレス、食事内容(嗜好品)や、他人から言葉で攻撃されることへの防御として筋肉が緊張してしまっているなどと言われる事もありました。」とセラピストがお話しすることは的外れではありませんが、抽象的な一般論であり、あなたの具体的な生活環境にまで深く言及できるセラピストさんでなければそのアドバイスはあまり意味を持ちません。


次にいろいろなアドバイスを受ける中で、一体何が一番の原因なのか分からなくなっています。原因を探り、それを解消する事に長けているセラピストの方はどのように見分ければよいのでしょうか。ということですが、一番よいのはあなたが目的としている結果についてどのくらいの回数と期間で解決できるかを明確に提示できる技術能力のあるセラピストです。


その計画に基づいて、段階を踏んで結果を出し、次のステップを提案できるだけのたくさんのテクニック、をお持ちのセラピストを信じてゆけば最終的に目的に到達します。


したがって、いつまで経っても同じことを繰り返すだけの流れ作業的な単純作業しかできないセラピストはある程度の回数で見切りをつける必要があると思います。

 質問2、

私は昔からたくましいい脚をしており、スラッとした脚に憧れています。いままで通った様々なサロンでのカウンセリングでは必ず脚についてのお話ししてきました。
どこのサロンでも固くなった筋肉をほぐし、その後にリンパを流したり足の骨の矯正をくださるのですが、なかなか効果が出てきません。

脚というのは効果が出るのに時間が掛るものなのでしょうか?

 

質問2の回答です


脚の太さをスラッとしたいということですが、
固くなった筋肉をほぐし、その後にリンパを流したり足の骨の矯正をするのは部分的な施術としては決して間違ってはいません。


但し、足の太さに関係しているのはその部分だけではなくその上の構造が関係しています。


多少、詳しくなりますが、足の内側の太さは骨盤内臓の下垂や姿勢面からいうと、頭の前方移動により首のレベルでの短くなって太くなった喉周りが関係しています。


足の外側の太さは胸郭の捻じれや側方への移動が関係しています。


足の前面の太さは胸部のバストを包み最終的に上腕に続く部分が関係しています。


足の後面の太さは背面を上って最終的におでこの眉毛の位置が関係しています。


この様に考えると、足の太さは単に運動不足や食事の問題だけではないことが解ってきます。


更に詳しく調べるとふくらはぎ部分での張は単にその部分の静脈弁の働きの低下だけではなく、その反対側の脊柱での歪みによる神経筋の固有受容器の破損によりその太さを適正な状態に保持できなくなっています。


その場合、これと関連する内臓の機能低下がさらにその部位の筋肉の筋力を低下させます。

たとえば、ふくらはぎ全体では副腎の機能が関係します。またふくらはぎをパーツ別に分析すると中央は胆嚢その上は心臓さらにその下は直腸の機能が関係しています。


ひざ裏(膝窩)の下の部分では卵巣、その外側では子宮、その上では盲腸の機能低下が関係して筋力が低下して結果的に老廃物が蓄積して太くなってきます。

少し専門的な話ですが、このようなパターンの場合には右のふくらはぎや膝は腰椎や胸椎の左側、左のふくらはぎや膝は腰椎や胸椎の右側が対側関係で関連しています。


これらの要素が足の太さに関係している場合には、単に部分的な施術だけで短期間に細くなるのはやはり一時的で長期的に維持するのは難しい思います。

 

 

静岡県浜松市在住OL31歳(2013年スクール受講生)

Tomoyo,Nさんの質問

 

勝山先生

お疲れ様です。

 美容矯正散歩道Q&Aの件で、3つ質問をまとめてみましたので、

ご確認の程、宜しくお願い致します。

 

①ジムに通っていても、体がゆがんでいたらジムへ行っている効果はないのですか。

 ②体幹を鍛えて、基礎代謝を上げたりバランスのとれた体作りをしたいのですが

 美容矯正ではこれらは可能でしょうか。またどのようなことをしたらいいですか。

 ③事務職をしている友達が、腰が痛くてお辞儀位の前かがみもきついそうです。

 以前にも、同じ症状がでて その時は 骨が折れていると思うぐらい痛かったので

 病院へ行ってレントゲンをとったそうですが、何の異常もなく湿布とその病院へ

 電気治療に通いなさいと言われたそうですが、病院には行かず、近所の接骨院の電気治療に

 毎日通い、1ヶ月くらいでようやく治ったそうです。

 先日、私のところへ練習で来てもらった友達の事ですが、施術した内容は、ぺルビス・腰方形筋と斜角筋のシンクロナイズをやりましたが、腰痛は少し楽になった程度で あまり結果が出ませんでした。やはり、オイルをするべきだったのでしょうか。

気になる点がありました。ベッドへうつぶせになっているときは腰の痛い個所(腰方形筋のL3レベル)の深い所をぐりぐり結構強い圧でやると痛いのが分かるのに、立つと痛い個所がちょっとさわると痛いと言われました。このような場合は、どのような施術をしたらいいのでしょうか?

そして、肩が内側へ入っているのが気になるとのことだったので、胸筋を脇の下のところを手を入れて15秒ほどホールドする作業をやったら、肩が開いたのと同時に腰も少し楽になったといわれました。

3つも質問させていただきましたが、教えてください。

宜しくお願いいたします。

 

 

質問1の回答です。

 

①    「ジムに通っていても、体がゆがんでいたらジムへ行っている効果はないのですか。」という質問ですが、トレーニングジムでの筋力強化や心肺機能の向上はもちろんですが,全体的な姿勢改善やプロポーションの改善は期待できます。


しかし個々の歪みの改善は,ジムのメニューのみでは難しいようです。


例えば、足の歪みがあると運動効果が低下します。


これと関連する様々な動きを調べた後にどの関節と骨の動きが弱いかを調べてその動きと関連する筋肉をそれぞれ分析した上でその強化に努めなければなりません。

以前は構造が機能を改善するという考えが一般的でしたが、最近は個々の機能の向上が構造を作るという考えが広まっています。

したがって個々の部分的な機能改善がゆくゆくは全体的な構造の構築やトレーニングの効果を持続させると思います。


但し、大切なことは個々人の体力や環境に合わせた無理のない長期的に継続できるトレーニングが最も大切なことになります。

 

質問2の回答です

②   「体幹を鍛えて、基礎代謝を上げたりバランスのとれた体作りをしたいのですが美容矯正ではこれらは可能でしょうか。またどのようなことをしたらいいですか。」 という質問ですが

美容矯正は元々体幹のバランスを整える考え方から出発しています。
この点からいうと十分に可能です。


但し、基礎代謝を上げることについてはさらに違う観点からの様々なケアーが必要になってきます。


また体幹を鍛えるということは単に運動や体操をするだけでは不十分です。足から頭までのトータル的な体幹部分とは別に上肢の動きや内臓の位置が体幹に大きく関係します


其々のパーツの接続部位や関連性を分析しその割合を考えてケアーをした上で初めてプロポーションが構築できます。


その点からいうと特にMETボディースリムは効果的です。


質問3の回答です

まずはNMTオイルセラピーで全体的な筋膜構造をリリースする必要があります。


その上で残っている部分を個々の施術で改善すると良いと思います。


立位での腰の痛いところの腰方形筋やL3レベルの痛みの増強は腰椎や骨盤レベルの異常だけではありません、実はこの筋肉を包んでいる筋膜は胸郭のなかで横隔膜を包み最終的に首の斜角筋を包み頸椎の横突起からぶら下がっています。


したがって、頸椎部の胸郭上口のバランスを矯正すると良いのですが、

報告をいただいた、たこの方の場合にはそれとは別に肩の位置異常に関係する肩甲骨の上方移動と内旋があったようですね。


このようなタイプのほとんどの場合、頸部に対して頭蓋が前方に突出しており、小胸筋の緊張があります。

おそらくオフィスでの事務作業等による長期的な座位による前傾姿勢と肩の前方突出があります。

その小胸筋の緊張を解放することで腰痛が解放されたということはいままで緊張していた小胸筋が付着する肩甲骨と筋膜構造で接続する上腕骨の広背筋付着部の緊張が腰仙部と背面を緊張させており、小胸筋の緊張の解放により肩甲骨の位置が下制し、広背筋が最終的に付着する腰椎や骨盤部の緊張が解放されたことにより腰痛の緩和につながったことになります。

この場合単に腰仙部の施術だけを繰り返しただけでは効果はあまり期待できません。

 


理論的にいえば、私たちは筋肉の全ての繊維を使って運動を実施することはありません。


筋肉と筋膜の深層では1つの筋肉というよりも1連の筋群で連続的に動きます。
体の姿勢に応じて筋が連続的に動く代わりに筋が一塊になって過剰に使用されることがよくあります。


セラピストが
一般的な運動学をそのまま実際に適用して混乱してしまう大きな要因は筋肉は分離して存在していないということへの配慮の不足です。


結合組織は隣接する筋群と同様に他の層の筋群の層とも連結します。


この方のように、痛みの部位の原因が、そこから遠く離れたとことにあることが一般的には殆どです。


施術においては、この考えを重要視してゆけば、無駄な部分の繰り返しが必要なくなると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1月の美容矯正メッセージ への2件のコメント

  1. 匿名 より:

    勝山先生、ご無沙汰しております。
    質問よろしくお願いします。

    質問1.生理痛になるメカニズムを、筋膜からのアプローチで説明するとすれば、患者様にどのように説明するべきですか?また、ウーマンディプレオパシーにおいて、仙骨の開放はどういう意図があるのかと、よく患者様から尋ねられるのですが、どのように説明するのが的確ですか?

    質問2.友人が最近「肌断食」を始めました。洗顔はお湯だけで、その後化粧水や乳液、化粧下地は使用せず、メイクアップする時は顔面に直接チークやファンデーションを塗っているそうです。肌はもともと吸収機関ではなく排泄機関でしかないので、余計な化粧品を取り入れず余分なものを外へ排泄するという肌本来の役目は果たせてはいると思うのですが、私はこの肌断食は、乾燥肌やしわの原因になりかねないんじゃないかと考えています。先生のご意見を聞かせて下さい。

    • katsuyama より:

      質問の回答です。
      子宮を支えている筋膜の構造的な歪みが原因で起こりうる生理痛ということからいうと、子宮を支えている3つのルートのメカニズムを知る必要があります。
      1は足底の内側からはじまり内転筋を経由して骨盤底の骨盤隔膜の横軸方向への緊張力の低下と左右差です。
      2、は卵巣の上下左右の傾きと関係する遠位垂直軸の深側頭筋膜から卵巣を懸垂している頭蓋骨由来の筋膜での左右差です。
      3、は仙子宮靭帯という靭帯で直腸を中に包んで仙骨と子宮を接続している局所懸垂系の靭帯です。
      どのルートの筋膜の緊張異常も生理痛とかんけいしますが特に3の仙子宮靭帯は深く関係します。
      ただし、この考え方は仙骨が頭蓋骨の動きと相反メカニズムで動いているという考えを認めたうえでの考え方です。
      歩行時や運動時に起こる仙骨捻転の動きにより子宮や直腸・膣も同時にその力学的なフォースパワーの影響を少なからず受けています。
      仙骨捻転に関する限りではS1,S2,S3に付着する仙子宮靭帯だけではなくL5に付着する子宮腰椎靭帯が関わります。
      仙子宮靭帯は下腹腔神経叢からでる神経線維の支配をうけるため靭帯の病変は各周辺組織に反射的影響をもたらします。(例えば腰仙部痛など)

      これらを頭蓋オステオパシー的考えでまとめて云うと
      仙骨捻転の異常な動きは仙子宮靭帯の左右の緊張バランスを狂わせ子宮の位置異常が起こります。
      そしてさらに硬直したコアリンク(脊髄硬膜)を経由して蝶形後頭底の捻転または側屈回転を伴うことで
      深側頭筋膜から下に下垂している横隔膜の中心腱と接続する子宮懸垂系がバランスを失うことになります。
      このことは大なり小なり下垂体の分泌のバランスを混乱させさらに卵巣のホルモン系の乱れや無月経や生理周期の変動の原因となります。
      また、一般的によく知られている性腺刺激ホルモンや子宮―卵巣系の調整機能についてはここでは省略します。
      ウーマンディプレオパシーでいう腰仙部の解放については、腰仙連結部(L5-S1)の圧縮はしばしばコアリンク(脊髄硬膜)を経由して頭蓋底の圧縮の基になっているという理由によるものです。
      したがってこの解放は頭蓋底の圧縮を解放するための遠隔操作ということになります。
      因みに頭蓋底の圧縮は頭痛・知能障害・精神神経症的ウツ病を生じる構造的原因の一つになっています。

      質問2.友人が最近「肌断食」を始めました。洗顔はお湯だけで、その後化粧水や乳液、化粧下地は使用せず、メイクアップする時は顔面に直接チークやファンデーションを塗っているそうです。肌はもともと吸収機関ではなく排泄機関でしかないので、余計な化粧品を取り入れず余分なものを外へ排泄するという肌本来の役目は果たせてはいると思うのですが、私はこの肌断食は、乾燥肌やしわの原因になりかねないんじゃないかと考えています。先生のご意見を聞かせて下さい。

      質問の回答です。

      私も同感です。

      但し、具体的な内容を知りませんので詳細のコメントは出来ません。

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