1月の美容矯正メッセージ

体の動きで顔の形は変化する顔面美容力学

 

今年1月~12月までの美容矯正メッセージは、の形が体の動きするメカニズムについてシリーズでお話ししてゆきます。

ここで、一般によく知られているの表情筋を動かす顔面神経(脳神経7番)の働きについては全く触れません。

それ以外の、日常生活での体の筋骨格系や内臓の働きの低下による変化、スポーツによる変化、ヨガや体操による変化等に焦点を絞って説明してゆきます。

まず、最初は目と目元に関係する眼窩の変化についてです。

殆どの人の目の大きさは左・右違って見えます。

しかし、目球自体は左右とも同じ大きさです。

では、何故、左右のが違って見えるのでしょうか。

目の瞼の皮膚の大きさの違いは別として、眼輪部の大きさの違いは目元の上・下・前・後左・右に送られてくる体からの筋筋膜の牽引力頭蓋骨の各骨に加わることと大きく関係しています。

ただし、生まれつきの奇形及び出生時の鉗子による変化(蝶形後頭底垂直歪)やケガ・事故等の外傷(顔面骨骨折)によるものは骨の変化であり筋骨格系の影響では変化しません。

まず、上瞼の部分はおでこ前頭骨)の動きに関係し、横の目じりの部分は(側頭骨)、の動きに関係します。

眼球の前後の突出や引っ込みはコメカミ蝶形骨)のきに関係します。

目の下瞼鼻から中間までは上あご上顎骨)が関係し、そこから目じりまでは頬骨の位置に関係します。

眼窩と足の関係からお話しすると

立った状態で体を後ろに反らして足の指先げるとおでこ上瞼眉毛吊り上ります。

また体を前かがみにして、反対に足の足指を甲側に反らす(伸展)と上瞼眉毛緩み下がります。

この瞼の上がり・下がり、足底の指の筋筋膜の動きのが骨盤や背部や頸部を伝播して後頭部から頭頂部へ行き最終的が付いている前頭骨までストレートに伝わることで起こります。

髪の毛びや傾きの変化もこのルートが深く関係しています。

したがって、普段の歩行動作での前後の左右対称の動きは、目の瞼の縦方向の幅(縦幅)を交互に頭頂の髪の毛のついている筋膜帽状筋膜)を通じて伸長・収縮していることになります。

すこし詳しくお話しすると、足のの接地時は瞼は緩み、、次の歩行のためにが上がり膝が曲がるときは瞼が上に吊り上ます。

目の目じり横方向の動きは、たくさんの頭蓋骨と筋筋膜の動きが関係しますが、アゴうなずく動作や体を横に側屈する動き瞼を萎ませる働きを側頭骨にさせます。

片手にのみ重いバックを長い間持ち続けるとバックを握っている手の平の筋筋膜ルートの機能的連続性で頭の後頭骨から側頭骨を経由して頬骨横に引き伸ば横長の広い眼窩を作ってしまいます。

また、何も持たないときでも、手の甲側を反らす伸展)すると、やはり、同じルートで眼窩が横に広がり目が吊り上ってしまい。

の印象は    =何かを見てびっくりした=ような表情になります。

また、反らし右又は左回して、そのままを向くとを向いた側のが同じように横に広がり、大きくなります

物を食べるときに使う筋肉の咀嚼に関係する動きを調べると、口を閉じて物をむ筋筋膜群は眼窩を拡大して、口を開けたりアゴを前に突き出したり横に動かす筋筋膜群は眼窩小さくします

物を噛むときは口の中にある筋肉(内側翼突筋)の力により、目の下瞼の鼻から中心まで上あご上顎骨)がに動くため横幅は長なります。

 

下瞼の中心から目じりにかけてはアゴ咬筋の力により頬骨が外側と前と下に移動するために更に目じりの下は切れ長になってしまいます。

また、物を食べている最中では口を閉じている頬筋の作用は、上あご(上顎骨)を通じてコメカミ蝶形骨にその力が伝わって働くため眼窩を狭くする位置に固定して一時的さくしてしまいます。

さらに、食べたものやつばを飲み込む時の嚥下動作咽頭収縮筋)は一時的に眼窩大きくする位置に蝶形骨を固定するためを大きく突出します。

体の前と後の全体的な関係を調べると、ノドの筋肉や胸の前にあるおの筋肉の腹直筋や大腿の太もも筋肉と足を甲の側の反らす(伸展)下腿の筋肉は眼窩を縮小し目を窪ませることになり、体の後ろにある背中の筋肉は眼窩を拡大目を突出させます

(ただし頭板状筋と頭最長筋は目を小さくする)。

ここで、スポーツの動きでのテニスショットを例にとって体の動きと眼窩の変化を調べてみます。

右手でラケットを持ちジャンプしながらボールを打つ時、ラケットでボールを打つ前での瞬間は手の甲(手背側)筋筋膜が緊張し後頭骨僧帽筋の収縮目が吐出して大きくなっており、ショットからでは反対側の足との交叉する腹筋の収縮ルートに力が集中すための付いている側頭骨の後ろが緊張右側の目は小さくなります

また、右手でバックハンドシュートをする時には、右の手の甲側でするため、更に手背から肩甲骨の筋筋膜のエネルギーが使われその力が後頭骨を緊張させきくなります

この動作のときには、反対側の左足の内側(内側縦足弓にかかる力でバランスをとるため、そのルートの筋膜により同じ側の側頭骨力がかかり目は小さくなります

もし、このような動きが長年にわたり剰に繰り返されるとすれば、その結果として左・右眼窩の横幅に違いが大幅に生じてしまい、目球の前・後の移動により片方が突出してしまい、片方が奥に萎む結果となります。 .

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