6月の美容矯正メッセージ

2021顔と感情に関する美容矯正的究明

質問者:miyo-kさん、(東京都渋谷区、美容矯正セラピスト)

以前、テレビ番組で
顔の目付きに根性、口元に品格、笑顔には過去が映ると話していたのを聞いたことがあるのですが、顔や身体は感情とどのような関係があるのでしょうか。
漠然としては分かるような気はしますが
抽象的すぎるので、本当にそうなのであれば、すこし具体的に分かりやすく教えてください。

質問の回答です。

その表現は確かに的を射ている表現と言えます。

確かに、目元は、様々な感情や思考、性格、その方の現実の生活の実態を現すゾーンです。

例えば、

怒りや恐怖の時に現れる緊張した瞼、

心配、懸念を現す時には引き寄せられて下がった眉毛と押し上げられてシワのできた下瞼

悲しみを現す時には引き寄せられて上がった眉毛等がその例です。

否定的な感情は眉、目付き、瞼に集中的に現れます。

そのような点から言うと

マイナス感情は目元のシワ、瞼の腫れやクマ、たるみ等を作る最も頻繁に起こるケアーが難しい美容障害の原因とも考えられます。

口元も同じように
その方の現在の暮らしぶりや人柄が如実に現れる「品格」を現すゾーンです。

一般的な恐怖や驚きを現す開いた口元

同じ驚きでも、
半信半疑な驚きを現す閉じた口元等がその例です。

笑顔は、真からの喜びの場合もあれば、
実際には否定的な感情があり、それを隠すために使われる場合も多くあります。

その点からいうと、

目元の目付きと一緒に
引き下げられたり、上げられたりする口元は、その方の歩んできた経験や生き方を現すことになるのかもしれません。

いずれにしても

全ての感情は、顔の表情筋だけではなく
それらに関係する「内臓の機能や筋骨格の緊張」に影響しています。

そして、最終的に筋筋膜系を経由して身体全体の特定の感情を現す姿勢パターンを作り出してしまいます。

その反対に
特定の緊張した身体の姿勢の継続は内臓の代謝の変化や顔のおでこ、眉、目元、鼻、頬、口元等の表情の緊張と感情の変化につながってしまうこともあります。

ここで、そのことについて

一例を上げてお話しします。

骨盤や下肢の検査法でよく知られている、
整形外科テストに片足立ちテスト(トレンディレンブルグ徴候)というのがあります。

例えば、

左側の片足立ちで右の膝を腰の高さまで挙げ(トレンデレンブルグ徴候)ようとします。

正常であれば右側の臀部は左側より上に持ち上げられます。
もしそれがうまくできず、ふらつき臀部が反対側の臀部よりも下がる場合は、
立っている左側の中殿筋が弱っていることがわかります。

そのため、骨盤と下肢の間の股関節の支持が弱くなります。

そのため
骨盤から臀部は外側に泳ぐようにズレ、
上半身は反対側の右側に傾き、頭や頚椎部は立っている側に傾くような全身性の側彎の状態になります。

ここまでは一般的によく知られていますが

さらに、このようなパターンの人は

内臓では「腎臓」等の問題、膀胱に続く尿管の問題、下痢や逆流性食道炎、胸郭部での迷走神経の圧迫、胸椎部の突背、骨盤の支える背面筋(腰方形筋)の衰弱、膝蓋骨の外側へのズレ等が生じることが多いとされています。

同時に精神心理的変化が生じ、

日常の活動に集中力がなくなり「無気力状態」に陥りやすくなります。

例えば、「何かの出来事に対して消極的になり、社会活動のノルマをはたすのを嫌がり、頑固な無関心によって事態を遅らせる状態」等の心理的状態がそうです。

また、右片足立ち(トレンデレンブルグ徴候)がうまく出来ない人の例では、
同じく右側中殿筋が弱く姿勢を保持できないため、上半身が左側に傾きます。
この場合は、胸椎部の突背、尿道の腫れ・狭窄、小腸の不調により、アルカリ度過多による消化性潰瘍や甲状腺問題が生じるとされています。

このような姿勢パターンの人は

その不調に反応して生じる精神心理的変化として、

抑うつ状態になったり、環境の変化に対応できず、憎しみの感情が湧いてきたり、悪意ある行動をとったりする感情に陥りやすくなると言われています。
また、それと一緒に起こるのは肌の乾燥です。

ここで、この点に関して、

少し詳しく専門的な内容を具体的に紹介します。

身体は縦方向に走る体幹に対して
横方向へ走る頭蓋隔膜、横隔膜、骨盤隔膜により3つのボックスに分けて考えることができます。
その中で
横隔膜から上の胸腔内にある心臓等の循環器系の不調は「疑心暗鬼と疑い深さ・慢性疲労感・無気力・絶望感」等の感情や思考と関係しています。

同じ胸腔内にある呼吸器系の肺等の不調では、「現在又は回想して現れる過去の憎しみ・将来への絶望感」の感情や思考が関係します。

横隔膜から下の腹腔や骨盤腔の場合

消化器科系の胃や胆嚢の不調では「憤りや破壊的思考・冷静さを失った誤った判断」等ですが

この中で物事や状況に対する「誤った判断」が頻繁におこります。

恐怖や不安の精神状態での状況下では、

他人に対して科学的根拠に基づかない間違った考え方や正義感から間違ったメッセージを他人に言い出すことが多くなります。

 

肝臓の不調では「自身が接している環境に対しての反抗的態度・軽薄な思考による誤った判断」等

小腸の不調では「優柔不断な躊躇・延引・誤った判断」等の感情や思考が関係します。

その他の臓器の不調にもそれぞれ別の感情や思考が現れます。
しかしながら、これらの感情や思考は単独で現れることはなく、いくつかの組み合わせで現れることが多いようです。

例えば、消化器科系の胆嚢と胃と回盲弁の不調は一緒に混合して「破壊・疑い・誤った判断」等

婦人科系は免疫系と一緒に混合して「批判・憎しみ・誤解・誤った判断」等

循環器系の不調は小腸の不調と一緒に混合して「無気力・疑い・絶望・躊躇」として現れ

呼吸器系の不調は泌尿器系の不調と一緒に混合して「憎しみ・絶望・延引・誤った判断」等の感情や思考として現れます。
そして、

この内臓と混合した感情は「脳の赤核」や神経系を経由して四肢や体幹の筋肉の固有受容器の感覚を変化させてしまいます。

その結果、筋肉の張力にアンバランスが生じ
最終的に姿勢保持のバランスに影響してしまうということになります。

また、感情や思考は顔の肌の性質も大きく影響します。

古くから知られている精神肉体医学(サイコソマチック)という学問の観点からいうと、

皮膚は身体の内なる環境と外なる環境の出会う場所であり、多くの湿疹や皮膚炎等の皮膚病は
心因性の神経的なストレスによる「敵意や怒りその他の有害な感情や思考」によって起こされるものであるとされています。

さらに加えて、自己嫌悪、罪の意識や恐れや心配、不安や後悔、激怒、怨恨等のような抑圧された感情や思考によって発生した「精神的毒素」は肉体的な病気にへと変えられます。

さらには肌の乾燥、油分の過剰分泌、たるみ、シワの形成に深く関係してゆくことになります。

習慣的に否定的な感情や考え方をする人は
どのような職業に従事していても

他人に対して反感や憎しみを抱くだけではなく、自分自身に対しても自身を無価値と感じ
自己拒絶をし、極端な場合、自分は処罰されるべきであり、苦しむべきであると感じていることが多いようです。

また、他人への「嫉妬」の感情は悪いことの中でも最悪の心の態度で、それを抱いていることは、実際には自分で自分を貧しくしているという点において、
これほど悪い心の態度はこの世の中にはないといえます。

これらの長期的な否定的感情や思考の継続は

多くの高齢者のように歪んだ姿勢や顔つきを自ら作ることになってしまいますが

骨盤や股関節の筋肉の支持力が弱くなり骨盤腔や骨盤底の張力も弱くなります。

またこの感情により目元の眼輪筋は弛緩し上瞼には上眼瞼溝、下瞼には下眼瞼溝、その下には下眼瞼頬溝等の窪みが出現しその周囲の両瞼は膨らんでしまいます。
法令線(鼻唇溝)が深くなり、口唇部分が扁平で境界がなくなり、口角が下がってしまい、口輪筋は弛緩して顎先のオトガイの皮膚にシワが寄り、脂肪の蓄積による膨隆感を生じ、顔全体に凹凸感が現れることになります。

一般的には、これらは、加齢による膠原繊維や脂肪の減少による皮膚組織の萎縮の影響とされています。

しかしながら、顔面神経受容器の専門的研究では、
精神的なストレスや骨格筋が弱くなることでも同じような状態が顔に現れることが解明されています。

例えば

眉毛ラインは下肢の筋肉群、目元から眉までの縦ラインは大腿前面の筋肉群、目頭は胸鎖乳突筋、下瞼は肩甲骨の肩甲下筋
頬の法令線部分の膨らみは肩甲骨の棘下筋
小円筋、目尻は広背筋、鼻の周りは頚椎屈指伸筋等の張力が関係していることがわかっています。

このことは美容矯正に携わるセラピストにとって重要で大きな意味があります。

実は、先ほどの例で取り上げた

片足立ちでの不安定な姿勢(トレンデレンブルグ徴候)は何もしないでそのまま放置しているとそれが将来の老後の後ろ姿となってしまいます。

具体的には、骨盤から上の背中が大きく片側に移動して側彎するため、肩甲骨周囲の背中は盛り上がり猫背姿勢(胸椎部の突背)になります。

そしてその姿勢で手荷物を持って動くため、
結果的にアヒル歩きか又は片側の足を引き摺るように歩くようになります。

そして、それが「喜怒哀楽」と共に歩んできた人生最後の老後の歩く後ろ姿となります。

 

 

 

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