3月の美容矯正メッセージ

2019美容矯正の解釈学

質問者:kyoko-Tさん東京都目黒区在住(美容理容専門学校教員)

ご無沙汰しております。

勝山先生へ
近ごろ胃がもたれるのですが、同時に顔が膨らみ下がって来たように思えてきます。 何だか老化かもと思ってきてしまい、悲しい気持ちになってきました。胃もたれは顔のたるみと関係ありますか?

質問の回答です。

大いに関係しています。

胃に限らず内臓の働きの低下は体全身の内臓を包んでいる筋膜の動きや顔の筋膜の動きの制限の原因になります。

内臓の働きが悪くなる原因は沢山あるので原因を特定するには専門医の診断が必要です。

しかしながら、明らかに言えることは内臓の不調は顔の表情の変化につながります。

一般的に痛みやだるさ重苦しさ等、不快な精神状態が長く続くと、その表情を顔に表現するための筋肉が繰り返し使われるため、その筋肉の組み合わせのパターンが習慣化して顔面筋膜に定着してしまいます。

少し具体的に言うと、胃が不快な時は口元の口輪筋は弛緩して口角が下がりアゴ先の先端部分に皺がよりその下では膨らみます。

その状態が長期化すると今度は疲労感を表す前頭筋の緊張が起こりオデコに深い横シワが何本も出来て眉が吊り上がります。

さらに苦痛が長く続く時には、目元の眼輪筋の部分では部分的に閉眼したり、趨眉筋の部分で眉をひそめるため鼻筋の部分に縦のシワが何本も出来てしまいます。

この様な時は必ずと言っていいほど鼻唇溝(ほうれい線)の部分の皮膚は弾力性がなくなっており、目元から頬の部分の脂肪がそのまま口元のところまで下がってきます。

この場合の顔のたるみの原因は内臓の胃の働きの低下であり、身体がその不調や状態を本人に知らせるサインとして顔の部分に表情筋を通じて出現したものです。

少し専門的になりますが、胃に限らず殆どの内臓の不調に時には、成人病のある無しにかかわらず肝臓へ栄養を送る門脈という血管の通路に問題があると多くの専門医学研究家により発表されています。

この静脈(門脈)の血管には弁が無いために、何かの原因で血液が逆流することがあります。

そうすると、このことが原因で肝臓への血液が逆流して側副静脈という名前の普段使用されない血管系へ血液は流れて行き、そのことが原因でその関連する組織の周辺を腫脹させてしまいます。

そのためそこにある臓器の位置や動きに変化が生じてしまいます。

そしてその血液は肝臓を経由しないで迂回して大静脈から右心房へと流れて行くことになります。

胃の調子が良くない時にはこのようなことがその周辺(奇静脈・側副食道静脈・側副内乳房静脈)で起こっており、胃の小彎・大彎、横隔膜の腫脹などが発生すると多くの専門機関で発表されています。

これに連動するように、胃が悪くなると、顔に関係する部分では口角から首にかけての広頚筋の牽引痛とそれに伴う口角の引き下げの現象が起こります。

つまり口角が垂れることになります。

頭部では後頭部の頭痛・頭頂部痛が起こり、喉から首では嚥下困難と連動して喉回りの膨らみや垂れ下がりが起こります。

骨格の部分では左肩後縁の痛み・胸の胸骨痛・大胸筋痛・骨盤の恥骨痛:股関節痛・左右の臀部の痛みなど反射的に起こります。

首の部分では胃の機能の不調に伴い胸鎖乳突筋の筋力低下とアンバランスが起こるため首の傾きやアゴでの頷きの動きに制限がおこりやすくなります。

この部分の動きの制限は、結果的に首の痛みが起こる原因となります。

また、同じく胃の機能低下と連動して上肢の上腕二頭筋を包む筋膜や筋肉に影響が起こります。

その結果、そのルートに問題が起こり、その筋膜と繋がっている部分に変化が起こります。

具体的には、その延長線上にあるアゴ先や下あごの筋膜を牽引してしまうため顔の頬から口元は首に向かって引き下げられることになります。

ちなみに上肢の重みは片方の腕で4㎏~4,5㎏あります。筋力低下が起こり腕がだるくなると、それに比例して頬から口角や口元がたるんできます。

結果的に顔がたるんでくる訳です。

この様に考えると、顔のたるみの根源的な原因の一つとして胃の不調も関係していると言えます。

ここで、知っておくべき大切なことは、多くの場合、顔のたるみや浮腫みやシワは単に皮膚や脂肪が老化したために起こっているということではない、ということを理解することです。

この様な場合においては、まずは専門医の適切なアドバイスや診断を受けてから無理のないお顔のケアーをされることが大切であると考えられます。

 

 

 

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