6月の美容矯正メッセージ

2023顔と身体の美容矯正エビデンス(evidence)

[小顔とボディーの実レポート]2回目

報告者 森川まき

森川まきHA(奈良県出身)
10数年間に渡って京都と東京表参道にて多数の美容矯正セラピストを養成輩出する。
物静かな人柄と分かりやすい解説が評判で現在も関西・東京に限らず全国から大勢の受講生が独立開業を目指して学んでいる。
現在
東京表参道&京都美容矯正スクール学院長
勝山浩尉智美容矯正カレッジ本校アシスタント講師

 

今回は「小顔と生理痛」について

顔と身体(内臓)は解剖学的にも繋がりがあると理解はしていますが

やはり体の変化の実体験をお客様自身が感じ教えて下さることが

何よりの気づきになりリアルに納得させられます。

そんな体の変化を教えて下さったお客様(以下A様)の事例を紹介したいと思います。

A様のお悩み

・エラの張りが気になる

・肩こりが酷く頭痛がする

初回の時点で生理痛については関係ない場所と思いカウンセリングではお話をされていませんでした。

施術前

まずはお悩みの箇所を確認

エラの張りに関しては顎先は右へ傾いており

左の下顎角(エラ)が前に出て目立つ

これは何らかの原因で右で片噛みをしている

主に右の側頭筋、咬筋、内側翼突筋が緊張し顎関節頭は回転性のドリル運動

左は外側翼突筋が緊張しているため顎関節頭は前後の振り子運動が中心の動きになる可能性が考えられます。

そのため、顎関節部分の形状に変化が生じてしまうため下顎の形に傾きやズレが生じてしまい、それが表情筋の左右に繋がってしまいます。

また側頭筋は範囲が広くまた2層の筋膜が重なっているため

表情筋と繋がりのある浅層、咬筋筋膜などと繋がりのある深層、共に弛める必要があります。

この咀嚼筋を弛緩するとフェイスラインの印象も大きく変わり、

リフトアップ効果と表情筋の動きが豊かになります。

肩こりから頭痛になる原因の一つとしては

首肩周囲の筋筋膜が過緊張になり柔軟性が失われていると考えられます

そうなると

首から脳、または脳から首へと流れる体液(血液、リンパ液、脳脊髄液)の循環が滞り

最終的に頭痛として現れると考えられます。

見た目的には、顔のくすみや浮腫み、肌荒れと様々なトラブルが発生しやすくなります。

そうならない様、肩首~頭蓋骨全体の筋筋膜それぞれの柔軟性が戻る様に施術をします。

施術後

お顔も頭もひとまわり小さくなる感覚を実感してお帰りになられました。

 

そして翌月、A様がご来店された際のお話。

 

この施術って生理と何か関係していたりしますか??

いつも生理痛が酷くお薬を手放せなかったのですが

お薬なく過ごすことができました!

本当にびっくりしています。

 

と教えてくださいました。

 

一見、小顔と生理痛など関係性がなさそうに思えますが、

実は頭蓋骨は内臓組織と深く関係があります。

 

23個の骨で構成されている頭蓋骨の一つに左右対にある

側頭骨の深部筋膜に内蔵からの筋膜がぶら下がっています。

そのため側頭骨は内臓筋膜の連続性により卵巣の位置と繋がりがあるとされています。

 

今回は最初に生理痛のお話がなかったので

特別に側頭骨を意識していた訳ではないのですが

いつも通り左右シンメトリーになるよう頭蓋骨全体を整え元に戻すイメージで施術をしていました。

 

頭蓋骨をシンメトリーに近づける様に整えることは

体液循環、特に脳脊髄液、神経、内臓機能を

正常に導くことができ

自律神経やホルモンバランスの乱れなどの改善にも繋がります。

見た目で言えばお顔が小さくなったり、お肌のキメが整う。

そして内面的なお悩みの改善にもつながるということ。

元々、真正シンメトリー整顔の技術行程は

整骨医学では古くから仙腸関節の動きや体重支持を安定させるために

頭蓋骨からアプローチする技術として用いられています。

 

健康であるからこその美容が成り立つ。

この技術はその両方をクリアにしていく。

奥深いです。

 

頭蓋骨が動く!とは日本の医学ではまだ認められていないですが

アメリカやヨーロッパのオステオパシー医学では微小に動くとされています。

本当に動く必要がなければ頭蓋骨は1つの骨でいいはず。

ですが実際には23個に分かれている。

呼吸と似たようなリズムで動いています。

それには必ず意味がある。

と私は思います。

 

以上です。

 

森川まき

 

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