8月の美容矯正メッセージ

2014美容矯正の散歩道Q&A

 

Yomi-Sさん         東京都渋谷区在住43歳(2000年受講生)

 

質問。

施術を長くやりすぎると熱がでる人がいますがこのような人にはどのくらいの時間が適当でしょうか。また軟部組織の矯正はどのくらいの間隔で行ったらよいでしょうか。

 質問の回答です。

 基本的にはどのような施術であっても施術時間は短い方がよい結果を生みます。
施術時間を長時間取らないと結果が出なかったり満足感が得られないという施術に対する考え方をする方が多いですが、それは大きな間違いです。

 施術の基本的な目的は、いかに問題のある部位に対して適切な結果を短時間で出すことです。
まずどこの部位を修復しなければならないか、また健全な部位を継続維持するにはどのような操作が必要かの判断力が施術者には必ず必要です。
この判断力が曖昧で、自分が何をしているのかわからず、ただ単にリザクゼーション感覚を長時間体験させるだけの売り上げ目的の施術は何も問題の部位を解決できず、結果的にそのクライアントさんを施術後に疲労させるだけになります。

そして結果的に体全体に慢性的なコリや固さを記憶させて持続させることになります。

 熱のでるクライアントさんに対しては明らかにその時の体調状態では過剰な施術量となっています。
このようなクライアントさんの多くは満足感や速攻を期待しすぎるあまり注文が多くなる傾向がありますが、比較的短い時間の15~20分位で終了することをお勧めします。

 軟部組織の施術ではあくまでも側頭蝶形骨反射(TSライン)による検査と後頭骨ラインの繊維分析に基づいて行うものです。

 その目的は肝臓に送られる門脈血の逆流によりその周辺の側副静脈の腫脹している部位にある臓器の変形や位置異常を改善し各臓器の運動を回復させることにより代謝活動を本来の状態に戻すことを目的としています。
ただし、言うまでもないことですが強い力での操作や内臓に病変があり既に専門医にかかっているクライアントさんにはこの操作は禁忌です。

目的はあくまで美容効果を健全な状態にまで引き出すことにあり病気を治すことではありません。
この操作は顔面の肌質改善や目の下のクマや上顎骨と頬骨の法令線周辺の張りや弾力には欠かせない操作となります。
このライン上に硬結や痛みがある状態が解消されるまでは週1回のペースで行うことをお勧めします。

 

 

Junko-Oさん      東京都世田谷区在住34歳(2012年受講生)

質問です。よろしくお願いいたします。

頬の高さの違いを直すにはどうしたらよいでしょうか。

質問の回答です。

 頬の高さの違いを直すにはまずは頸部の傾きを直す必要があります。
また頸部の傾きを直すには肩の高さの違いと胸郭の傾きを直す必要があります。
これらの土台部分を整列させた後で下顎骨の左右の移動の矯正や上下の傾きを矯正する必要があります。
その後にシンメトリー整顔の施術が必要になりますが上顎骨と側頭骨の矯正が必要になります。
頬骨自体は前頭骨や上顎骨や側頭骨に挟まれる部位にあるためこれらの関連部位の矯正が必要になります。

シンメトリー整顔のテキストの顔面骨の歪みチェツク診断法に基づいて調整してみてはいかがでしょうか。

 

 

Kesae-W             ニュージーランド在住(40歳)2001年受講生

勝山先生へ。 質問よろしくお願いします。

ベットに仰向けになると片方、または両足の足先が外側に垂れている(開いている)方がよくいます。 踵から骨盤にかけての筋膜の捻れがどのようになっているのでしょうか。 足根骨を施術して改善される人、されない人とまちまちです。 どのように対処していくべきでしょうか? 承認する

質問の回答です。
足根骨のレベルでいうとこのような場合には足の内側の筋膜の緊張と外側の弛緩があります。
つまり、必ずではありませんが踵骨に対して距骨、舟状骨、内側楔状骨の圧縮の歪みがありますが立方骨と外側楔状骨の関節部位の弛緩が考えられます。

 足の外側への開きは多くの場合股関節の大腿骨頭の位置に関係します。

 まず一般的によく知られている開いている足の側の1、股関節大転子後部の腸骨大腿靭帯の過緊張、次に2、小転子に付着する大腰筋の緊張、次に3、大転子に付着する梨状筋に緊張が考えられます。
それぞれの緊張状態や体の傾きを観察して適切な矯正を加えてみてはいかがでしょうか。
ちなみに大腰筋が原因の場合は鎖骨内側部で胸鎖関節の後ろ側に固い硬結があります。

検査法としては頭方での伝統的な両手を揃えるハンドテストがありますが、このテストでの肩関節の挙上には事前に第三肋骨の矯正が必要であったり揃える部位の正確さが必要であったりして初心者にはなかなか判断は難しいようです。
また足の長母指屈筋の緊張がありその筋膜ルートは後脛骨筋から内転筋を経由して大腰筋に接続します。

大腰筋の矯正の後この部位の硬結を解消されたときに足の開きが揃うかもしれません。

まずは1、2、3の矯正をしてみてはいかがでしょうか。

矯正の効果は外国人であろうと日本人であろうと同じです。

 

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