4月の美容矯正メッセージ

2025顔と身体の美容矯正エビデンス(evidence)

受けたくなる・学びたくなる・楽しく・分かりやすいMANA流!全身から小顔への秘訣の話」第8話

 

salon de MANA

野町瞳美

兵庫県出身:兵庫美容矯正スクール学院長
関西の若き美容矯正のトップリーダーで
その明るい人柄とユーモアーのある楽しい授業は全国の多くの受講生の支持を得ている。

タイトル「信用されなくていい、お客さんに信頼されればいい」


はじめましての方も、いつも読んでくださっている方もありがとうございます。
あっという間に9月から始めさせていただいたコラムも今日で最後になりました…。
毎回、読んでくださるみなさんのおかげで、書くたびに私自身も気づきや学びが深まりました.


今回のコラムのタイトルも勝山先生の言葉で私自身が響き書き留めていた言葉です。
早速張り切って最後のコラム書かせていただきます。


SNSでの発信が当たり前になった今、セラピストである私たちも、常に誰かの目にさらされています。
知らない誰かに見られて、評価されて、フォロワーの数や「いいね!」の数に一喜一憂する日もあるかもしれません。


でもね、わたしも思うんです。
「信頼されるべき相手」は、目の前のお客様。
だからこのタイトルにしました。


どれだけ外に発信しても、どれだけ映える写真を載せても。
実際に自分の手から何かを感じ取ってくれるのは、施術を受けてくれる“たった一人”のお客様です。


その人に信頼してもらうためには、知識がいる。根拠がいる。
ただの雰囲気だけの施術じゃ届かないのです。
だからこそ、解剖の知識と、それに基づいた技術が必要なんです。


勝山浩尉智美容矯正は、顔の弛みや歪みに対して顔だけを見るのではなく、全身から“美しさ”を整えていく技術と理論があります。
今回は、その「信頼」に繋がる大切な視点としてまたまた「手」にフォーカスして、お話していきたいと思います。


顔のたるみやゆがみには、実は「手」や「腕」も関係しているって知ってましたか?


「顔がたるんできた気がする…」
そんなお悩みの原因が、まさか“腕”にあるなんて思わない人がほとんどです。
でも実は、顔と腕って、筋膜で深くつながっているんです。


手や手首、肘、この部分の緊張や動きのクセは、頬のふくらみ、法令線、口角が下がっているなどといった悩みと関係するのです。


普段、腕をだらんと下げていると、手の先から肩にかけて筋膜や筋肉がじわじわと引っ張られている状態になります。
そしてその引っぱりは、最終的に顔にまで影響を与えるのです。


特に関係しているのが、手の中心にある「中手部(ちゅうしゅぶ)」。
ここは、足でいうところの“土踏まず”のようにアーチ状になっていて、その形や柔らかさが、顔のハリや頬のふくらみに関係しています。


分かりやすく言うと
・中指から手首に向かう縦のアーチ
・手首あたりにある骨たちがつくる横アーチ
・親指から小指へ横に走る中手のアーチ
このアーチたちは、手を開いたり握ったりする動きの中でバランスを取って手の柔らかさをたもっています。


でも、この手や手首が硬くなったり、動きにくくなったりすると
その影響は、腕の筋膜のルートを通って、顔にまで届くんです。
頬のふくらみが左右で違ったり、頬周りの弾力が落ちる原因になったりします。


そして手を開いたり握ったりすると手の中にある小さな骨たち(手根骨)が細かく動いて、力の向きが変わっています。
この細かい骨の動きまでも、顔の筋膜の緊張やゆるみ、表情や弾力性にまで関わっているんです。


また、手はまっすぐついているように思われるのですが、今少し力を抜いてご自身の手を見てみてください。

少しだけ小指側に傾いています。
このわずかな角度が、手の動きを自由にする一方で、負担がかかると肘や肩、鎖骨にまで影響を及ぼします。


そしてその緊張が最終的に顔にまで伝わる。
肩だけじゃなく、首や肩のしんどさにもつながるんですよね。


現代の人は特によくスマホを使っていますよね。タブレットやパソコンも触る人が昔に比べ圧倒的に増えています。
そうすると手のそういった細かい動きが制限されて、本来の動かし方ができていなかったりするわけです。


手の影響から顔にも知らないうちに“歪み”や“たるみ”が出てきてるかもしれないのです。


顔の筋膜とつながる腕のライン。
このルートを通して、ほんの少しの筋膜の緊張やゆがみが、頬や口元のたるみに影響するんです。


特に、手首の柔らかさや、手のひらのアーチのしなやかさは大事。
施術者としては、本当は手や腕の状態も見逃せません。


さらに、握力が落ちていたり、手にむくみがある方は、内臓の機能や婦人科系臓器の不調と関係していることもあります。
このような変化も、実は「顔」にサインとして現れてくれているんです。



勝山浩尉智美容矯正では、顔だけを整えるのではなく、こうした「顔とつながる全身」を見ていきます。

つまり、手のちょっとした違和感も見逃しません。
だって、身体はひとつにつながっていて、顔だけが“別もの”ではないから。



施術者として、こういう「関係性」を知っておくと、見える世界が全然違ってきます。


顔だけ見ているうちは、気づけなかったお客様の悩み。
“顔だけを見ていても答えは出ない”
でも、身体全体の使い方やクセを見られるようになると、もっと深く寄り添えるようになります。


手や手首、肘や肩の状態まで、全身を見て整えていくことが、
「本当の意味での小顔」につながっていきます。


大事なのは、「どこが原因で顔に現れてるのか」を読み取る視点と追求心と向上心。


身体はひとつで、全部つながってる。
「顔だけを整える」では足りない時代になってきている、いや来ると思います。



全身の構造とつながりを知り、顔と遠く離れた部位の関係を理解して施術できる。
この視点を持てるようになると、見える世界が変わります。お客様のお悩みの「本当の原因」が見えてくる。


それが、施術者としての「深さ」をつくっていくんだと思います。


あなたの手が、誰かの顔や身体の印象を美しいものに変える。
そして勝山浩尉智美容矯正を学んだその手が、指10本が、もしかしたら誰かの人生をも変えちゃうかもしれません。


「人生が変わりました。ありがとうございます」と泣きながら話してくれたお客様のお話をいつかのコラムでもしましたよね。
施術者として、これほど嬉しいことはありません。


こんなにも奥深くておもしろい。
そして、セラピストって、こんなにも楽しいんだって、
私はこの技術に出会って、心から思えるようになりました。


昨年9月から始まった、このコラム。

正直、最初はすっごく不安でした。喋るのは得意な方なのですが
文章を書くのも、自分の想いを言葉にするのも、得意ではなかったから。


でも、続けていくうちに、気づけば書くことが楽しくなっていて
気がつけば、この8回目。今、すごく寂しいです。


読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
そして、こんな機会をくださった勝山先生にも、心から感謝しています。


わたしの中にある、
「セラピストって最高に楽しい仕事やねん!」
「この技術、ほんまにすごいねん!」
っていう想いが、少しでも伝わっていたら嬉しいです。
いや、たくさん伝えたい!だからこれからも発信し世に伝えていきます。


会ったことのない方、コラムを読んでくださっているまだ会ったことない方……またいつか、どこかでお会いできますように。
その時は、もっともっと熱く、もっともっと深く、勝山浩尉智美容矯正の魅力を語れるように、わたし自身もこれからも学び続けていきます。


最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。


あなたの“手”から、変わっていく人がいます。
その感動を、ぜひあなたにも。


── 兵庫美容矯正スクール 講師  野町 瞳美

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