目じりの皺は眼輪筋ではなく胸を擦ると消えるかも・・・

最近、テレビである化粧品のコマーシャルを見てたのですが、目元の皺を一生懸命化粧品を使って擦っていました。

目のは多くの女性の悩みの一つになっています。ほとんどの方が目の周りのマッサージでケアーをしています。その涙ぐましい努力にも拘らず、残念ながらほとんど効果がないようです。

それは何故でしょう。
その理由は簡単です。そもそも顔の皺は筋肉や皮膚に問題があるわけではないのです。問題なのは皮膚の基底層と筋肉をつないでいる筋膜網にあるのです。
顔だけではなく体の前面は足の甲側のゆびの7本の腱から始まり足背から伸びた筋膜が連続して上に上がりつながっているのです。特殊な実験で、人の骨と内臓と筋肉組織などを取り除くと足の甲側から出ている筋膜が顔全体までつながっていることが確認できます。

この筋膜は筋肉のシリンダーの役割をしながら、皮膚の伸び縮みをコントロールしています。したがって顔の皺やたるみはこの筋膜(膠原繊維)の成分の不足が原因と考えられます。しかしそれだけではありません。

最も大きな原因は足の甲から始まって腹部ー胸部ー頚部の両側に走る筋膜のねじれがあり顔の側部での緊張力のバランスがくずれることが原因です。さらに、胸の中心の胸骨の両側で首に向かう筋膜は首の横の筋肉(胸鎖乳突筋)を包み頭の後ろでループをつくりつながります。

筋膜の特徴は僅かな力でも遠いところの部分にその力が伝わりその部位の張力に変化を与えます。つまり、顔の張りの状態は体の前側のどこからでも影響を受けるわけです。極端に言えば足の甲の形が悪いだけでも目元の形に影響をあたえます。

目元の皺は胸の筋膜と連続している胸鎖乳突筋周囲の筋膜に問題がありその下を走る神経・血管・リンパの循環をせき止めてしまい眼輪部からの老廃物がこに停滞するため眼窩部全体が腫れたり緩んだりします。この状態が長く続くと筋膜の弾力性が失われができやすくなるといえます。この部位の筋(眼輪筋)の特徴は他の骨格筋とは違い括約筋であるということです。

ケアー法としては胸の中心部を片方の手でバスト高さあたりから胸骨先端までゆっくり擦ることです。同時に同じ側の耳を後ろに引きながらを上下左右に動かすと良いでしょう。最後に足の甲を下から上に擦り、お臍の近くの両側を恥骨からみぞおちまで引き上げる様に擦ってください。仕上げに必ず仰向けに寝た状態で、皺の多い側の足の膝を立て踵を床に強く押し付けた状態を保持し足を反らすことを5回行ってください。もしかしたら目じりの皺が薄くなるかもしれません・・・・ .

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